ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツの作品情報・感想・評価 - 130ページ目

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ2016年製作の映画)

The Founder

上映日:2017年07月29日

製作国:

上映時間:115分

3.7

あらすじ

1954年アメリカ。52歳のレイ・クロックは、シェイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていた。ある日、ドライブインレストランから8台ものオーダーが入る。どんな店なのか興味を抱き向かうと、そこにはディック&マック兄弟が経営するハンバーガー店があった。合理的な流れ作の“スピード・サービス・システム”や、コスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、壮大なフランチャイズビジ…

1954年アメリカ。52歳のレイ・クロックは、シェイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていた。ある日、ドライブインレストランから8台ものオーダーが入る。どんな店なのか興味を抱き向かうと、そこにはディック&マック兄弟が経営するハンバーガー店があった。合理的な流れ作の“スピード・サービス・システム”や、コスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、壮大なフランチャイズビジネスを思いつき、兄弟を説得し、契約を交わす。次々にフランチャイズ化を成功させていくが、利益を追求するレイと、兄弟との関係は急速に悪化。やがてレイは、自分だけのハンバーガー帝国を創るために、兄弟との全面対決へと突き進んでいくーー。

「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」に投稿された感想・評価

びーち

びーちの感想・評価

3.7
安い、早い、うまい、のマクドナルド兄弟の店を発見したセールスマンのレイは、フランチャイズ化を彼らに提案する。野心に溢れた起業家のレイと、品質を第一に考える良心的な経営者の兄弟は、悉く対立し、やがてその確執は決定的なものになる。そして悪貨は良貨を駆逐する。効率的な調理法を考案した創立者の兄弟と、それをチェーンとして作り上げたもう一方の創立者のレイ。この組合わせが、ファストフードの黎明のみならず、世界を席巻するビジネス・モデルを産み出すことになる。


面白い。現マクドナルド・コーポレーションの創業者レイ・クロックの物語。


1度に5本のシェーキを作れるマルチシェーキマシンの営業レイ・クロック(マイケル・キートン)。お決まりのセールストークも空振りの連発。そんな中、秘書からシェーキマシン6台の発注があると電話が。発注ミスと思い、発注先に確認するレイ。「ああ、すまん。6台の発注はミスだ。8台にしてくれ」と発注者マクドナルド兄弟は答えたのだった。どんな店舗なんだ!疑問に思ったレイはマクドナルド店に向かった。


そう、ここで分かる通りマクドナルドの基本メニュー、調理システム、店舗の基礎を作ったのはマクドナルド兄弟なのだ。では何故レイが創業者になってるのか。答えは明快、レイがマクドナルド兄弟からマクドナルドを奪ったからだ。


マクドナルドのシステムに惚れ込んだレイはマクドナルド兄弟にフランチャイズ化を強力に勧める。品質が維持できないから今のままでいいとこだわる兄弟を説き伏せ、強引にフランチャイズ化するレイ。しかし、フランチャイズ化しても思ったほどの利益が上がらない。レイの右腕の財務担当ハリーは言う。「このビジネスを飲食店と思ってないか?違う、これは不動産ビジネスなんだ」

それはマクドナルド本社が出店場所を選定し土地所有者を契約し店舗を建築した上で加盟者に売上に応じた賃料で貸し付けるビジネスモデル。これがバカ当たりし巨万の富を得るレイ。そして、邪魔者であるマクドナルド兄弟の追い出しにかかるのであった。


多分、一般的な基準でいうとレイは悪役だ。この物語は悪役が完全勝利して断罪もされず終わる。レイは巨万の富と名声と栄光を得て寿命を全うするし、追い出されたマクドナルド兄弟はレイとの約束も反故され唯一残された本店も失ってしまう。


善が負けて悪が勝ち、マクドナルドで食べることが何となく嫌になる話かと言うと全然違う。確かにレイは残酷だし、他人の気持ちを全く尊重しない。サイコパスに近い※。しかし、ビジネスに対して誰よりも誠実だ。レイでなければマクドナルドは巨大チェーンになってない。この映画を観れば、私達の知ってるマクドナルドはマクドナルド兄弟の作ったものではなくレイの作ったものと理解できる。

※「ライバルが溺れていたら、ホースを喉に突っ込んでやる」という台詞がある。実際にレイが言ったそうな!


全てを失ったマクドナルドの前でレイのが語るマクドナルドの魅力。それはマクドナルド兄弟が想像もしなかったマクドナルドが体現するアメリカン・ドリームだった。マクドナルドの真の価値に気づいていたのはレイだったのだ。


レイは再三語る。「”才能”があっても人生の勝利者にはなれない。”根気”だ。”根気”があれば打ち勝てる。”信念”もあれば無敵だ」

そう、大事なのは”根気”と”信念”であって倫理とか正しさではない。非常に正直な男だ。全く好きになれないが。

製作者はレイ・クロックを肯定的にみてる訳ではない。ラストを観れば「確かにマクドナルドを創業したのはお前だけど、お前がやった事が書き換わる訳じゃねえからな」という静かな怒りを感じる。

こういう良いんだか悪いんだかよう分からん人物が出て来る映画は好きだ。実際の人物もよう分からないからだ。この映画はその辺を上手くやってる。
才能に恵まれても成功できない人はたくさんいる。成功するかどうかを分けるのは「persistence (根気)」である。彼が成功した理由の一つには野心を満たすために必要な商権を「強奪」したこともあげられる。だが、無力なマクドナルド兄弟にできることは示談金を受け取ることだけだった。成功には相手にイエスと言わせる力も必要だということだろう。
JKism

JKismの感想・評価

4.0
マクドナルドの創業ストーリー。野心的で成果を出すためなら手段を厭わない人間がそのまま成功していくストーリーはアメリカらしいなと思った。成功することへの狂気が感じられた。とても大事。52歳からスタートしたのもすごい。
Yuka

Yukaの感想・評価

2.9
なんかクソ野郎だけど!!

この人がいなかったら
マックはここまで広まっていなかっただろうと想像する。。
UMIUMI

UMIUMIの感想・評価

4.0
私は本当の創業者であるドナルド側の人間でありたい。レイロックの葛藤もわかるが、最終的には金で解決する姿勢には共感できない。ただ、マクドナルトが大きく成長した理由や時代背景を知ることができたのはよかった。マクドナルドはハンバーガー屋ではない、不動産屋だ、とのアドバイスは言い得て妙だった。
なお

なおの感想・評価

4.0
マクドナルド
この響きは日本の名前に例えるなら何になるかのかな?

世界一の飲食チェーン店マクドの成功へのストーリーでもあり、胸糞サクセスストーリーでもあります。

※以下ネタバレあり!

マクドの歴史はスコットランド移民の2人の仲良し兄弟から←2人が作るハンバーガーを私は食べたい!!
当時では画期的な紙で包んで食べる食べ方。この2人が成功した過程を描くのもこの映画の良さだと思います。それもただのコスト削減の為に紙にしたのではなく、ちゃんとした理由もあり納得させられます。

そんな2人の元へ
大きな野望を持ったユダヤ系移民の
1人の男が現れ…

やはりユダヤ人は経営が上手い!
ユダヤ教の人をオーナーにする下りは彼がユダヤ系という背景もあったからだとwikiを見て納得しました。

そしてここらの乗っ取り劇が…
羊小屋にまさしく狼を入れてしまったのでした状態(>人<;)
でもこの乗っ取り劇が無いと今のマクドは存在しないわけで…複雑です。
兄弟の経営が決して悪いわけではなく、野心の違いですかね。

余談ですが…フランス人もマクドナルドの事をマクドと言うそうですw
Aki

Akiの感想・評価

3.2
兄弟では拡大は難しかったと思うとレイクロックのやり方はどうであれ結果的に良かったのでないでしょうか。
アメリカ🇺🇸資本主義の象徴みたいな作品。
何はともあれマイケルキートンに尽きる。えげつなさが顔に出てる🍔
マイケルキートン、流石です。本当に嫌なヤツで、マックを支持できなくなりそうです。知られざるマクドナルドの創業と拡大ストーリーは、画期的なシステムやマーケティングなどの面でもとても興味深く見ることができました。ローラダーンが、かわいそうな役でした。
skm818

skm818の感想・評価

3.9
マクドナルドの創業者とされるレイ・クロックがいかにしてシステムを考えたマクドナルド兄弟の事業を乗っ取ったかという話。
成功の鍵は野心とマメさとハッタリと出会いの運だなあとしみじみ思う。金はそのあと。事務所にたまたまセールスに来ていたユダヤ人の聖書セールスマンを捕まえてフランチャイズの話を持ちかけるところなんかよかった。ユダヤ人なのに生活のために聖書を売っている、金のためならなんでもする、そこにピンと来たんだろうな。
その後もレイはユダヤ人の団体で講演したりして仲間を増やしているようだ(レイ自身もユダヤ系らしい)。マクドナルド兄弟みたいに自分たちのやり方にこだわっていては大きくは成功できないということやろうね。
それが悪いわけではないが、だったら最初から何言われてもフランチャイズの話になど乗るべきではなかった。しかもあんだけ勝手なことをされているのに、レイの方から買収を露骨に持ちかけられるまでは彼を切ることもしない。不満はあっても加盟店から入るお金に色気を出してしまったのかもしれない。そういうところが兄弟は甘かったのだろう。最初から乗っ取ることを考えて行動していたレイに勝てるわけない。
そしてある程度成功すれば、こっちから頭下げなくても人が寄ってくる(ついでに金やアイデアも)。レイにまずは土地を購入することを勧めた人みたいに(で結局そのお金どこから出たんだっけ)。
レイが土を手ですくう場面がいくつかあるが、米国人の土地や家の所有への執着ってすごいもんがある気がする。離婚の原因も家を勝手に抵当に入れてたことがバレたからだしなあ。そんな大事なこと妻に黙っているのもどうかと思うが。
役に立たない人間関係をすっぱり切る決断力も大事やね。社交も妻もビジネスパートナーも。
ところでその後レイと結婚したらしいジョーンさんの夫はいったいどうなったんでしょう。