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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命のliamのレビュー・感想・評価

3.4

実話を元にした映画。ジェシカ・チャステイン主演。

1939年の秋、ドイツのポーランド侵攻により第2次世界大戦が勃発した。ワルシャワでヨーロッパ最大規模を誇る動物園を営んでいたヤンとアントニーナ夫妻は、ユダヤ人強制居住区域に忍び込み彼らを次々と救出。ユダヤ人たちを動物園の檻に忍びこませるという驚くべき策を実行する。夫婦によるこの活動がドイツ兵に見つかった場合、自分たちやわが子の命も狙われるという危険な状況にありながら、夫婦はひるむことなく困難に立ち向かっていく。

動物園を営む夫妻が主人公なので、序盤め動物が沢山でてくるんだけど、動物が死ぬ系は弱いから観ていて本当に悲しくなるし辛い。

全体的に良い話で、感動もする。なんだけど、単調に思えてしまうところもある。緊迫しているシーンや心打たれるシーンは確かにある。
ただもうちょい上手く見せて欲しいなって感じ。
途中からアントニーナに対してヘックが好意をもつことで少しこじれるのも個人的には邪魔だし、秘密のバレ方も残念。

一個一個の危ないシーンの緊張感がないというか、あまり感じないのは監督の意図だったのかな?本当に起こったことだからへんに煽らなかったのかな。

コルチャックが子供を見捨てずに最後まで付き添い、亡くなってしまったのは観ていて辛かったし、その時代には勇気を持った人間が多数存在したんだと思い知らされた。

ハッピーエンド感があったのは良かったが全体的に薄味。心を強く動かされはしないかな。
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