YAZ

菊とギロチンのYAZのレビュー・感想・評価

菊とギロチン(2016年製作の映画)
4.7
女相撲とアナーキストの観る

関東大震災直後
昭和30年前後まで実在した女相撲
一座とアナーキスト軍団がもしも
出会ったらの話
アナーキスト実名、彼ら起こす事件
も実名のままです

3時間の長尺も苦にならず面白い。
とてもエネルギッシュな映画で役者が
活き活きと演じてるのを見てるだけで
気持ち良い
自由を奪われている若者達の鬱積した
エネルギーが徹底してポジティブなの
も気持ち良いです

所詮エロだろという偏見に負けること
なく真摯に強くなりたいと女性として
相撲道を突き進む力士達
一方で興行面からの周囲への気配り
苦労もキチンと見せてる

アナーキストは満州国に差別も偏見も
無い平等な世界を夢見る。
実際の彼らが考えていたかは分からない
けど、当時の日本人に満州は夢見る場所
だったのだろうなと想像

朝鮮人への差別的暴力に触れてます
韓英恵はかなりの覚悟が有ったのでは。
震災後の醜い差別、暴力
「天皇陛下万歳!」にはグッと来ます

若さで満ち溢れてる青春映画
タイトル二度出ますが二度目の出し方
が素晴らし過ぎる