ぽこつる

菊とギロチンのぽこつるのレビュー・感想・評価

菊とギロチン(2016年製作の映画)
4.6
素晴らしかった。

軍国主義の日本。
皮肉なことに戦争を推奨する者の中にも、何のために、誰のために戦っているのか、それが正しいのかさえ分からない。
そして覆い重なるように訪れる関東大震災により相次ぐ難民、干ばつ。

自由に。格差のない社会に。
登場人物皆、今の時代よりも遥かに根が太く沸々とした憤りを感じる。自分がなんて贅沢なんだろうとすら思えた。
女であること、国籍が違うこと、貧しい身分であること、そういうの全部ひっくり返して「世の中を変えたい。力を奪い返したい。」

強くなれば今まで諦めてたことができるかもしれない。このやりきれない悔しさ、憎しみを覆せるかもしれない。
そんなことを女相撲を通して感じられた。