ゆき

菊とギロチンのゆきのレビュー・感想・評価

菊とギロチン(2016年製作の映画)
3.7
共闘

大正末期、関東大震災直後の日本。それぞれ理由を抱えた女相撲一座とアナキスト・グループ「ギロチン社」の姿を描く。

群像劇ではなく、青春群像劇。
青臭い勢いを動力に現実社会に立ち向かう人々。
天皇家のシンボル「菊」を名前に背負った彼女は図太いくらいにまっすぐで美しかった~。
ただ、完全に知識不足でギロチン社のメンバーがどういった立ち位置なのか分からず前評判に踊らされ踏み出した私にはコンテンツがたんまりすぎました…
時代背景をもっと汲み取れたら、きっちり感情も汲み取れて置いていかれるシーンも減ったであろう…悔しい。
皆に当てられたスポットが導く正解は一つではないことだけは受け止めた。

アナキストたちが夢描く「格差のない平等な社会」は今もまだほど遠い。
むしろ、腫れものはあらかじめ排除されていて、見ていい綺麗なものだけが溢れている。
120分超えの「友罪」明けの189分。なかなかの大勝負な2本立てでした。