3Dメガネ

菊とギロチンの3Dメガネのレビュー・感想・評価

菊とギロチン(2016年製作の映画)
3.5
時は大正末期
関東大震災後、疲弊した空気の漂う
日本において、その娯楽の一つを担ったのが
女相撲である
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時を同じくして、戦争へと突入しようかと
していた日本に不満を抱き
革命を目論む集団があった
その集団の名を、ギロチン社と言う
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戦争を推奨する過激派自警団の暴走
男性優位社会における女性の抑圧
女相撲団体とギロチン社は共に同じ壁にぶち当たる
力がなければ、何も変えられない
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夫による性的暴行から逃れる為に
相撲を通じて強くなろうとする女性
朝鮮人差別がまかり通ったり、
戦争へと流れる世論に対し
あるべき理想を掲げ、政治家暗殺を企むギロチン社
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権力の無いもの、少数派、国の意見に逆らうもの、女
ただそれだけの理由で弾圧されてしまう
苦しい状況の中でも、
微かな希望を掲げて
闘った物語である
女相撲は最初、
エロ目的で来る男性客ばかりだった。
しかし、彼女らの迫力ある試合、
顔つきを見るうちに女相撲に熱狂する
これは、彼女らが社会に、
男に一矢報いた瞬間に他ならない
未だ知らない日本の歴史がそこにはあった