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菊とギロチンのguerrillahamhamのネタバレレビュー・内容・結末

菊とギロチン(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

大正時代の混乱の中、様々な場面で大正時代の社会システムの説明があったのはかなり良心的で、とにかく東出さんがバラバラになる組織のリーダーってこういう奴だよな。というのも感じて面白みがあった。
自分の中で、東出さんは役に飲まれるか飲み込むかの役者さんだと感じていて、寛一郎さんは役に寄り添う役者さんだと思っている。寛一郎さんは今回も寄り添いながら場面ごとに強く高ぶられていっていた。
長い映画なので飽きがくるかとおもったが、退役した軍人達が暴走し、この映画に食って入ってきたことで、飽きが吹っ飛ばされた気がする。
そしてこの時代に生きた様々な人の背景をしっかり見つめさせてくれる。見つめさせてくれるという、見させられる感じ。

海で女相撲のみんなが踊っているシーンは、ドイツ映画のヴィクトリアのハイになっているシーンを思い出した。なにかが少しずつ壊れていく前の、本当に美しいシーンだった。

肉体というのはやはり美しい。
本当に身体を張っている映画だと思った。