ひいらぎ

菊とギロチンのひいらぎのレビュー・感想・評価

菊とギロチン(2016年製作の映画)
4.8
現実はどこまでも残酷で、暴力的
それを変えようと願っても一人一人の人間なんてどこまでも無力
力を得たいと願っても、力を得ても、変えられるのは自分の周りのわずかだけ。その積み重ねが何かを変えると願いながら、精一杯生きる。
しかし現実は、それをも無慈悲に踏み潰す。

そんな現実に我々は怒るしかないのか。
迷いながら、ぶつかり合いながら、死に物狂いで暗澹とした時代を駆け抜けた彼ら。
彼らは時代の犠牲者なのか、誰よりも人間らしく生きたのか

東出昌大の不敵な笑みが、現代社会で安穏と生きている我々に、そんな問いを投げかける。