くぅー

菊とギロチンのくぅーのレビュー・感想・評価

菊とギロチン(2016年製作の映画)
3.9
正に突っ張りと押しだけで攻める様なパワフルな作品でしたね・・・さすがにこのテンションの3時間はぐったりでした。

大正末期、関東大震災直後の混沌とした世相の中、東京近郊で出会った女相撲一座の女力士たちと、アナキスト・グループ“ギロチン社”のメンバーが惹かれ合っていくドラマ・・・で、両者ともにあの時代に存在はしましたが、この二つを大胆に組み合わせて魅せる瀬々監督によるフィクション。

そう、あのギロチン社をどう見せるのか興味津々でしたが、もちろんこの描き方に賛否はあるでしょうが、変に見応えはありましたね。

そして、女相撲一座には様々な不条理な要素が詰め込まれてるのですが、殆どが現在の世の中に通じる部分があって、なるほどと。

革命と万歳に、愛と生が織り成すドラマは、あの若松孝二監督作品を彷彿させ・・・終盤でのあのタイトルの入れ方にニヤリ。

そして、俳優陣達の熱演・・・まずは、ヒロインの木竜麻生の新人らしからぬ存在感に拍手。
東出昌大はここでもいい味を出してみせ・・・注目の寛一郎もいい仕事してます。
さらには、韓英恵を筆頭に、渋川清彦に大西信満に、川瀬陽太に井浦新に篠原篤らと、芸達者だらけのサポートにニンマリでした。