PhilMarks

菊とギロチンのPhilMarksのネタバレレビュー・内容・結末

菊とギロチン(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

3時間超の作品であり、長いとは思うが一つ一つのシーンが印象的で濃厚であるため間延びした感じは全く無い。発音や音響の問題もあるのかもしれないが台詞が聞き取れなかった点、音楽が台詞に被っていた点は少し残念だった。また、舞台に合わない現代の物が写り込んでいたが、映像よりも場所や話に重きを置いていたような気がしたので特に気にならなかった。女相撲とアナーキストが出会ったらというメインのストーリーに、女性や朝鮮人差別、シベリア行軍や当時の世相など多くの要素が並行しており、それぞれにフォーカスされているため良い意味で重い映画だった。その重さも相まって暴力のシーンが少し堪えてしまった。ギロチン社に関しては当時の革命を志した若者らしい良い加減さを感じたが、女相撲の仲間は普段は厳しかったり噂をしてはいるものの、いざとなると真に仲間を思っており格好良かった。