菊とギロチンの作品情報・感想・評価 - 25ページ目

「菊とギロチン」に投稿された感想・評価

映画的な爽快感も感動もなく共感出来るキャラクターもいない。主人公も結局は流されてるだけの人だしな。だけど妙な熱さだけで3時間の長丁場は全く飽きさせずに観せてしまう。なんとも歪な傑作。
いかにもなスィーツ企画を端正な映画術で綺麗にまとめ上げた「8年越しの花嫁」と同じ監督がこれを撮ったというのが凄い。どっちも傑作だけど方向性が180度違うんだもんな。
今見るべき映画で作られるべきだったという声には完全に同意できるけれども、その思いを完全に昇華できるほどの作品ではなかった
まずそれは現代人の目線で完全に語られているということもあると思う
時々挟まれるナレーションからも伺えるように、この作品は現代の観客に向かって話をしていますよ、と語ってくる
韓英恵さんの今作一番の見所のシーンをとっても彼らや彼女は不自然なほど事細かに当時の状況を舞台の外にぶちまけるように語ってくる
スクリーンの中のキャラクターたちは劇中に生きず、脚本を舞台袖で読んできたような造られた存在のように思えた
それが顕著に見えたのが爆弾の威力を実験するシーンで、キャラクターの心情を置き去りにして作り手の思いが進行しすぎていて、やっと本作のテーマが浮き彫りになるシーンであるのに観客の心は完全に置いていかれる
長い構想時間と上映時間とは思えないほどキャラクターの心情を映画的には描けなかったのが残念
nishiyan

nishiyanの感想・評価

4.1
韓英恵がえらいことになっとった。凄すぎる。これだけでも観る価値充分あるで。これ以上はネタバレなるから言われへん。彼女の役者根性にアッパレやわ。頑張れ、韓英恵!
yuka

yukaの感想・評価

3.7
東出昌大の覚醒、これに尽きる
あらゆるシーンで輝きを焼き付けていって、終盤、声だけの出番になってもなお存在感が消えない

映画としては、まず三時間も要らなくて最初のニ時間くらいで締めてよかったと思う
編集でなんとかならなかったのか

あと、女相撲とアナーキー男集団の関わりを、核となる人物同士の恋愛のみに依拠して進めようとしていた点についても、結局かわいい子に惚れただけですやん…としかならないのでもっと考えてほしかった
マホ21

マホ21の感想・評価

4.0
#59
この時代感がたまらない

花菊と大次郎さんのキスシーン、あそこでタイトルを出すのは、最強!
biwacovic

biwacovicの感想・評価

5.0
女相撲とアナキズムの共闘。怒りを燃料にしてぶつかり合い、どこかへ進もうとする。荒くて、混乱していて、詩的で、やるなら今しかない映画だった。
関東大震災、大正末期から昭和初めにかけての昭和恐慌や大凶作により、女性の身売りが起こる。そして大正デモクラシーによって普通選挙法が制定(アメ)された一方で、治安維持法が制定(ムチ)されたそんな時代。

大正時代から1965年までに活動していた「女子相撲」、無政府主義者の集まりである「ギロチン社」という実在していた。ヒロインの花菊関は、夫の暴力から逃れ、強くなるために女子相撲に参加をする。他の女性たちも日本各地を巡業で周りながら「卑猥」と言われるが、今を生きるために地に足を付けて生活をしている。

ギロチン社の中心人物の中濱鐵は、当初は男っぽく明瞭簡潔に描かれているが、在日朝鮮人にあることを説明されると、突然土下座して、フルチンになり、海に向かって走るという馬鹿な行動をとる。他の男たちも、社会を変えるために摂政(後の昭和天皇)などの重要人物を殺害すると口ではいうものの、言動と行動が伴っていない。

そんな二つのグループが出会う。
後半の1時間は、女性と男性の考え方の違いで大きくぶつかり合う。
男としては薄ら寒い。
男としては渋川演じる親方が唯一の救い。
今を意識して作っているが、昭和大正明治、いやそれ以前から性別の考え方の違いは存在する。今も昔も、さらに昔も変わらない。
のら

のらの感想・評価

4.6
生きることのやりきれなさを。

あたしも、つよぐなりてえええ!
ZELDA

ZELDAの感想・評価

3.6
https://ameblo.jp/madamezelda/entry-12391233084.html
aiueo

aiueoの感想・評価

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女相撲がこんなにたくさんの問題を照射するとは。
震災から始まるこの映画にものすごく現代性を感じるところが悲しい。