大正末期を舞台に、実在した「女相撲」の力士たちと、アナキスト集団「ギロチン社」を取り上げ、交わることのなかった両者がもし出会っていたら…というオリジナルストーリーが展開する青春群像劇。
188分は…
アナキスト集団と女相撲の化学反応は〇。
時間が長く人物の語りも長いため物語のテンポや締まりみたいなものは欠けるものの、その反面「今こそ真っ向勝負で物申さねばならんのだ」という作り手の熱意は感じられる…
映画「福田村事件」の流れから
同じ時代背景と知って鑑賞
古くから女相撲があったとは初耳
女性、人種、思想
差別で死まで、もたらす恐ろしい時代
史実に基づいて作られているとのこと
悲しくもあり、…
関東大震災後の貧困に人々が苦しみまくっている大正の日本。 東京では夫から逃げたり、社会的に逃避した末に辿り着いた女たちで構成されている女相撲一座が活動していた。 時を同じくして大阪で今の…
>>続きを読む関東大震災後の混乱から全体主義へと傾倒していく空気感を背景に、「強くなりたい」と願う女性たちと「世の中を変えたい」と願う若者たちの熱い気持ちが女性相撲を介して共鳴し合う物語。一同が浜辺で自由を謳歌す…
>>続きを読む時代が変わる時には、公にされない事件がいくつも起こる。自由に生きるためには、強くならなければならない。地方興行にて全国を巡る女相撲。
当日は、自分の力だけで、生きていける女性の仕事は限られていた。
…
虐げられた弱者の叫び。女性蔑視。朝鮮人虐殺。見捨てられた貧困層。戦争に心を壊された兵士。震災後の混乱の中、それでも懸命に生きる人々の姿が胸を抉る。個性豊かな女力士達の逞しさ。理想を追う男達の脆さ。ど…
>>続きを読む©2018 「菊とギロチン」合同製作舎