菊とギロチンの作品情報・感想・評価・動画配信 - 3ページ目

「菊とギロチン」に投稿された感想・評価

のぐ

のぐの感想・評価

3.5
国籍差別、男女差別の物語。
砂浜のシーン、一時的とはいえ、幸せが溢れてて救い。
この企画の力強さには参った!
ロケーションの素晴らしさ。ただ後半月並みな敗北の物語に入り
だすととたんに説教臭く長く感じる。
東出はつらつ❗気持ちいい。
パッション強くて見応えはありますが自分にはちと難しかったっす。監督すんません。あいっちゃなーあいっちゃなー
ヨーダ

ヨーダの感想・評価

2.5
見るべきところはあるが、
(砂浜の踊り狂うダンスは良い」
脚本的には失敗作だろう。
Garu

Garuの感想・評価

3.6
女相撲とアナーキスト

描くことがいっぱいあって、話も面白く、ダラダラしてないのだが、それにしても正直ちょっと長かった。
なんとかもう少し違う描き方で短くすればもっと良かったような。
タキ

タキの感想・評価

4.2
1時間だけ見ようと思って時計の針がてっぺん間近で見はじめて結局最後まで見てしまった。終わったの深夜3時頃。長さは感じない。久々に目の開く思いのするいい邦画を見た。
大正時代のアナーキストと女相撲との邂逅というありそうでなさそうな、いや絶対ないだろうという不思議な組み合わせ。しかし両者をクロスさせて"自分を生きよう"と足掻き続ける男と女の群像劇はちゃんと成立していた。
女相撲の視点がすごくいい。蔑まれがちな場所で自らを強く強くと奮い立たせている女たちの眼差しの凛々しさ美しさはカッコよくて震える。相撲シーンもド迫力でどの取り組みも見応え十分。この手抜きのなさが素晴らしい。自分も観客のひとりとなってかなり楽しんだ。
訳ありの女たちの中でこの物語の最も繊細な部分を担う十勝川はなえの独白は胸に迫る。数々の映画やドラマで「天皇陛下、バンザーイ」というシーンを見てきたけれど朝鮮人の虐殺に加担したシベリア帰還兵たち、平等の国を夢想するアナーキスト、祖国にも日本にも居場所がない朝鮮人の女、三者三様のこんなに哀切なバンザーイは聞いたことがなかった。
一方のアナーキストは国を変えたいと足掻くも頭でっかちでどこか浮世離れしておりよく言えば総じてピュアな男たち。隅々まで拗らせててしっかりせえよとハッパかけたくもなるが一面愛らしくて憎めない。あまりに残酷な現実に翻弄される女たちに寄り添うテツと大さんの優しさにホッとする。しかしこの2人、そののち死刑になったらしく…大さんはともかくテツさんのやったことといえば恐喝ぐらいだったのにビックリした。自分の生まれ育った国なのに知らないことがまだまだたくさんある。
ピンク監督の瀬々敬久による自主製作企画。製作費は一般人から一口50万円の出資金を募り、配給と宣伝はクラウドファンディングで300万円集まったとあるが詳細は不明である。

そして出演者も広く一般から公募していた。

もう…ね…10分くらいしか見てられなかった…イヤんなっちゃったよレベルの低さに…役者の演技力の問題というか、台詞だね。どれだけ台詞が貧相で凡俗が…これは見れば分かる。

あと単純…。予算がなくて撮影スケジュールがタイトだから、やむなく長回しを多用してるのだろうが…とにかく冗長だし若者が徒党を組んでワンワン吠えてるだけにしか見えない。ほんと邦画には多いよなぁこういうシーン。そこに至るまでの積み上げもない、唐突に頑張ってる感いっぱいの役者たちがムキになってワンワン吠えてる。

例えばここに超強力の助っ人外国人選手としてホアキン・フェニックスやマシュー・マコノヒーを代打で交替させても無理だろうな…いくら役者の力が跳ね上がったところで、話の展開と、なぜこの物語にこのシーンが必要なのかという必然性の無さと、台詞のチープさに…完封負けだろうね。
勘弁してくれよ…これだから邦画見たくなくなっちまうんだよ。

カメラも素人か?いや、割と本数やってる方だ…ステディカムを借りてくる予算がないのか、走って人物を追っかけるシーンではカメラが上下にグワングワン。狙い?わざと?いや普通に見ずれーよ。
別にカメラが後ろから追っかける必要ないし、別にフィックスで正面から受ければいいんちゃうの?

そもそもこのシーンいる?
いらねぇだろ…

正直、これは役者も可哀想…。
めちゃくちゃ下手に見えるから出演するだけで大きな損を被る。(下手な人はヨリ下手に見える)

あの女郎屋で不倫大先生の東出くんと、おっぱい出して絡みやってた娘とか…あれ一般公募から選ばれたのか⁈詳細を調べてないが、夢のためにオーディション受けて、折角多くの人の中から勝ち取った役が、あんな無駄に消費されるのは許し難い…
完全におっぱいの出し損である。
まったくよー!役者に対して愛がねぇーよ!この監督は。
Newman

Newmanの感想・評価

3.9
面白かったです。大正の時代くらいだったのでしょうか?良く時代風景が出ているように思いました。女相撲があったことは驚きでした。また、女性にとって過酷な時代だったのもよく分かりました。また、弱い、お金のない男性、百姓にとっても辛時代だったということも分かりました。少なくとも人を幸せにするためだけのためであっても国に経済力があって欲しいと思いました。また、コロナ・ウィルスの問題で都市封鎖とか外出禁止とかの処置を取れずに不甲斐ないなどと思っていましたが、国家権力やら警察権力、軍隊の力があまりに強かった時代の反省として日本は、少し緩い対応しか出来ないでいるがそれはそれでいいのかもと感じさせてくれる映画でもありました。最初の方でまわしを洗濯しているシーンが出て来てビックリしました。男の相撲では、まわしは決して洗濯しないものだと記憶していたからです。
大正末期から昭和初期。
極端と極端が対峙した最後の時代かもしれない。
目のギラギラしたアナーキストと目のギラギラした国粋主義者の元軍人と、自由を求めて身勝手な男に抗う女力士。あれだけ気迫に満ち満ちた日本は多分もう二度と現れまい。学生闘争が可愛く見える。所詮は自由を手にした後の我がままだったのかもしれない。
あの時代の軍人は武士だと思っているが、あの時代の無政府主義者や社会主義者、共産主義者も武士だと思う。彼等に日本刀はないけれど。

理不尽が理不尽を生み、悲惨な死を遂げる。どちらが正しいでも間違っているでもない。時代そのものが人から信用を奪うのだ。
弱かった。あの頃の日本は。間違っていた。あの頃の世界は。
KUBO

KUBOの感想・評価

4.0
189分、たいへん見応えのある作品だった。

舞台は大正時代。共産主義革命を標榜する実在する「ギロチン社」の若者たちと、当時は実際に巡業していた「女相撲」の女性たちがクロスする群像劇。

まず、女相撲なんて興行があったっていうこと自体、よく知らなかった。昭和30年頃になくなってしまったらしい。

女相撲に集まる女性たちは、それぞれ人には言えない事情を抱えた弱者たちだ。その女性たちを官憲は公序良俗を乱すものとして厳しく取り締まる。

時代は関東大震災直後の大不況の中。この震災直後の朝鮮人虐殺事件って知ってました? 地震後に起こった火事を朝鮮人が火を付けたとして、数百人〜数千人の朝鮮人が殺されたという。

その虐殺に加担した元兵士たちは「シベリア出兵」からの帰還兵。日露戦争じゃなくて、第二次世界大戦じゃなくて、その間。ロシア革命でソビエト連邦が誕生した後の「シベリア出兵」なんて知らなかった人多くない? 

そしてそのソ連誕生後の共産主義に憧れ、革命を標榜するアナーキーグループの「ギロチン社」。東出昌大演じる中濱鐵をはじめ、ギロチン社のメンバーは実在の人物だ。

理想は高く、口では大きいことを言うが、何一つ達成することのできない若者たち。見ていてかなり恥ずかしい奴らだが、当時の世の中を憂い、当時の政治をなんとかしようと行動する若者たちは、どんなに世の中に、政治に不満があっても、声を上げることを諦めてしまってたり、権力に同調することで自身をごまかしている今の若者たちより、どれだけ人間らしいことか。

暴力を振るう夫から逃げてきた女性、朝鮮人だということを隠して暮らす女性。殴られても、踏みつけられても、立ち上がる彼女たちは世の中に虐げられた者たちの象徴だ。

「差別のない世界で自由に生きたい」

その時代の中であがき苦しむ男たちと女たちが出会った時に起こる、差別が蔓延する社会との、官憲との戦い。むき出しの男女の叫びは、スクリーンから汗や匂いを感じられそうな熱量だ。

原作もののメジャー作品でも安定したクウォリティーの作品を次々と発表している瀬々監督だが、本作では本当に撮りたかったんだろうなぁっていう監督の意欲やこだわりが随所に感じられた。

さあ、コロナで『糸』の公開はいつになるのでしょう? 早く映画館よ、戻ってこい! 



*東出昌大くん、本作での口だけの革命家役、なかなか合ってたけど、他の同志が肺病などを患う中、東出は梅毒で膀胱痛ってところが、またまた気に入った(^^)。