やはり時代物は好きだ。
そこには人の生き様があって、信念があって、人情があって、人としての美しさがある。
「金か、黒か、どちらが美しいか?」
「どちらもそれぞれに。」
色も花も人も同じ、それぞれ個性があってそれぞれ美しい。
見え方は人ぞれぞれだし、感じ方もそれぞれ。自分からすれば好きも嫌いもある。ただその自分の見え方が正しいと思ってはいけない。自分が嫌いだからと全てを非難してはいけない。それはそれ、これはこれ。嫌いも含めて受け入れる。個性として。
こんな事を時代と花を通じて改めて考えさせられた映画。
野村萬斎は昔から好きで癖のある演技だから他の役者と馴染まないんだけど、それが気にならないくらい好き。笑
話す言葉ひとつひとつが入って来やすい。本当は1度、生で狂言を観てみたい。