フジモト

あしたのパスタはアルデンテのフジモトのレビュー・感想・評価

3.5
マンマミ〜ア
アリーヴェデ〜ルチ

邦題のパスタはあんまり関係なかった。

2010年とはいえ都市部から離れた地域だと受容度はこんなもんなのかな…と思ったけど、望まぬ人生を送るつらさを知っているお婆ちゃんだけは理解してくれていたところを見ると、やっぱり最終的には一人ひとりの考え方なんですよね、きっと。

無宗教&平成生まれの自分にとっては同性愛が勘当モノっていうのは感覚的にどうしても理解しにくいところがあるけど。

そういうセクシュアル的な部分について治るとか治らないとかって言葉を聞くのかなりつらいと思う。

石造りの街並み、すごくキレイだった。

別の映画になるけど「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」のなかで、少年が主人公に自分がゲイかもしれないって相談するシーンがありまして。
それに対する主人公のアドバイスが、「あと2〜3年は女の子が好きなフリをして、自立したらマンハッタンかサンフランシスコに住め」だったんですよね。

最近はセクシュアルマイノリティに対する向き合い方みたいなのもよく話題になるけど、当事者的には実際こういうアドバイスのほうが有益なんじゃないかなとか思ったりもする。
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