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ウインド・リバーのoOooOooのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.6
良い映画!!

「先住民保留地区ウインド・リバー」
なんて孤独で、厳しい場所。

"涙の旅路"という言葉なら聞いたことがある人も多いのでは。19世紀初頭のアメリカの政策で、インディアンとよばれたネイティブアメリカンの人々を絶滅させるべく、厳しい冬に1300kmを徒歩で移動させたため、4人に1人が移動で死んだと言われる。ウインド・リバーもその行き先となった保留地の一つで、今もその子孫が住んでいるが、自然そのものが敵となる厳しいこの土地では、薬物中毒と殺人による死がガンよりも多く、レイプが少女から大人になるための儀式と捉えられるほど、荒れた土地、、、これはもちろん、今の時代の話。


そんな場所である日見つかった少女の死体。たった一人新人で女性のFBI捜査官が派遣され、地元のベテランハンターとともに事件を追う。
明らかになる、思いもよらない結末。


ストーリーも良くできてるし、
静けさの中に、厳しさや緊迫感やあたたかさやがとても効果的に描かれていて、最初から最後まで入り込めた。
主演のジェレミー・レナーの、寡黙ながら愛をもった目、行動、そして最後の台詞に感動、、、

多角的に見る事もできて、
でも一番悲しい人の心にもしっかりと寄り添っているのがすごい

悲しい話だけど、知るべき事実として、胸に刻まれた一作💯
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