Kaoru

ウインド・リバーのKaoruのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.0
なんてすごい映画なの。
観たあとにずっと様々な登場人物へ想いを寄せてしまうほど、心が揺れる作品。で、実話に基づいたお話。

ネイティブアメリカンを知ることができる重要な作品なのに、なぜ日本国は儲からなそうな映画の宣伝をしないの?アメリカではたった4館から始まり、クオリティの高さから4週目には2095館へ増えたのだとか。日本でももっともっと知られてほしい。きっとアメリカの別の面を知れる作品になると思うわ。

監督のシェリダンさんはね、『ボーダーライン』『最後の追憶』の脚本を書かれた方で、この『ウインドリバー』で"フロンティア3部作"としているのだとか。どれも国や問題は違えど社会派な作品で、問題提示のうまいお方です。

ストーリーよりも、この作品を通じて、深い雪に閉ざされた山岳地帯に住む(というより追いやられたというほうが正しい)ネイティブアメリカンたちの今を知ることのできる作品。いろいろ不便だけれど、生きるということと実直に向かい合ってる人々の強い姿にハッとさせられてしまう。

親としての悲しさ辛さ、言葉こそ多くないけれど、一言一言に魂が込められていて、いちいち刺さる。そしてその言葉についてじっと考えさせられる作品です。

そして!
なんといってもホークアイとワンダの共演♡
やっぱりホークアイは強くてカッコいいやぁ〜。息子とのやりとり、元妻や友人とのやりとり、ホントしびれました。

こんな映画に関心が持てる国になったらいいのに。。。