ウィンドリバーという街の
先住民（ネイティヴアメリカン）の
行方不明の少女たちのお話。
事実に基づくとのことでとても興味深かった。
雪山の中で見付けた少女の遺体。
凍傷が激しく、レイプの痕もあるが、
他殺ではない。
では何故少女はここで死ななければ
ならなかったのか…？
という謎を解いて行くうちに、
ウィンドリバーという土地柄の闇が
どんどん浮かび上がって来る。
自身も娘が行方不明の末に失くした過去を持つ
男をジェレミー・レナー（そして殺す）が
切なく演じていて良かったです。
娘を無残に殺された（も同然）ネイティヴの
父親の哀しみ方もとても辛かったです。
都会から離れたこの地は誰も助けてくれない。
″孤立するのには慣れてる″
という地元警察の台詞がまた切ない。
若きFBI捜査官を演じるエリザベス・オルセン
ちょっと役不足だったかなぁ…。
爽やかで真っ直ぐで良いんだけど、
ちょっと若過ぎるし重さが無くて
ストーリー中の緊張感を彼女が壊してしまう。
それと、あんな馬鹿なFBI捜査官居るの？
と思ってしまった。
私でももっと警戒するけどな？と思う…
そこは映画だからしょうがないかww
ジェレミーの演技も良いけど、
お子さんがいらっしゃる方には
ぜひ観ていただきたい一本。
