外は雨

ウインド・リバーの外は雨のレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
3.8
「ボーダーライン」の脚本家テイラー・シェリダンによる監督作品。追跡者や境界を描く人だ。ここでは先住民族の居留地で起こった事件。殺人事件でなければFBIが介入して捜査することもできない。そんな場所。

白い世界の雪の上に残る痕跡を辿っていく。追跡者のある種の目を培った人にしか見えない道に追走するスリル。

至近距離の唐突な銃撃戦が怖い。

白い世界は美しいけれど、それは残酷で、凍った空気を吸い込んで溺れる。彼女が体験した、そんな死を与えたい。

「彼女は裸足で10キロも走ったんだ。戦士だよ。」カウボーイと先住民が隣に座ってお互いの大切な人の死を悲しむ。
外は雨

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