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ウインド・リバーのNのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
3.9
思った以上にテーマが重くて。ここ1年くらいですがこういうの見ると涙が止まりません。

あらすじは書いてある通りなんですが、アメリカ先住民を取り巻く残酷な環境。フェアじゃない環境。
運というのは都会では存在する。例えば車に轢かれたり、運とはそういうもので、ここでは強いものが生き残る。みたいな言葉が物凄く心に残りました。
ワイオミング州を何気なく調べたら愛称は「平等の州」と書いてあって、それを踏まえて振り返るとなんか怖くなりました。

怒りと悲しみを優しい表情で覆ったジェレミーレナー素晴らしかったです。
裸足で10キロも雪の中を走った彼女のことを「強い娘だ」と言った場面で涙腺ぶっ壊れました。

終始緊張感が張り詰めてて、本当にラストシーンで一息つけたと同時に希望が少し見えた気がします。
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