ペイン

ウインド・リバーのペインのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.5
“現代版西部劇”

ここに来て年間ベスト候補が来てしまった。こういう硬派な映画は大好物。テイラー・シェリダンという才能はホンモノですね。

初っぱなファーストショットからもうこれは良い映画だなと確信できたし、観ている最中も“あ~もうヤバい”“大好き”ってずっと連呼してました(笑)

やはり寒い地域を舞台にした映画には傑作が多く、暑い地域を舞台にした映画には駄作が多いというのは本当かもしれない。

「スリー・ビルボード」同様に、どうしたって本作を観て連想してしまうのはコーエン兄弟の「ファーゴ」。こんなにも社会の真意を鋭く切り裂く映画がポンポン作られるアメリカってやっぱり凄い。

全面、雪景色の映像も圧巻でどのショットもハズレがないし、静と動の使い分けも見事で、唐突に訪れるバイオレンス展開にも痺れる。

主演の「アベンジャーズ」コンビの二人の息もピッタリで間違いなくこれまでのベストアクト。終盤「ボーダーライン」の如くジェレミー・レナーが“デルトロ化”する展開はたまらなくカッコイイ。

エリザベス・オルセンも今回初めて良い女だなぁ思いました(笑)意外と尻もパイオツもデカいことに気づいた←結局そこかい。感想おわり。
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