FWS職員とFBI捜査官が、ウインド・リバー保留地にて起きた少女の死の謎に迫る…
ウインド・リバーという寒くて閉ざされた土地にネイティブ・アメリカン達が追いやられ、保留地は治外法権であり助けもなかなか来ない。殺人じゃないと捜査もしてもらえない。若い女性達が多数行方不明になってもその実態すらも調査してもらえない。
そんなアメリカの闇に迫るクライム・サスペンスは見応え十分でした。
雪に閉ざされた白銀の世界で、ただ静かにハントするコリーと、若き情熱のあるFBI捜査官のジェーンの組み合わせで物語の真相へとぐっと興味を持たせ、どうしようもない現実の問題と、少女の悲劇と父の悲哀を描きつつ静と動がとてもスマートに描かれていて面白かった。
心にズシッと重さが来る、アメリカについても非常に勉強になる作品でありました。