群青

ウインド・リバーの群青のレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
3.8
公開前から気にはなっていたけど公開時は観れずじまい。やっとこさの鑑賞。


ポスターの時点で良質なサスペンスって感じますよね。


こんな場所がこの世にあるのかという事実と雪山よりも寒気のする状況。
広大な土地に数人しか勤務していない警察、状況的に他殺だが死因は寒さの為、他殺にできない。広すぎて死んでも人が見つからない土地。
何もかもが雪にかき消されていく。

そこに訪れたのはエリザベス・オルセン演じるFBI。解決の道筋を一緒に探してくれるのはジェレミー・レナー。好きな人は好きなこの組み合わせ。


雪山で死体が見つかったという設定だけ知っておきあとは予習せずに観るのが楽しめるコツかもしれない。

事件は単純だがそれを探し求める過程がとても大変。
主人公と一緒に考えていくのが面白いと思う。
しかし今作は犯人が誰かというのが大切なわけでは無い。
なぜ犯人が見つかりにくいのか、苦労する過程こそ今作の伝えたいことである。

観終わった後のやりきれなさすらも雪はかき消していく…
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