みぃ猫

ウインド・リバーのみぃ猫のネタバレレビュー・内容・結末

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ひと時も目が離せない秀悦なサスペンス作品。

恥ずかしながら私は本作を鑑賞するまでネイティブアメリカンについて殆ど知識が無く、ましてや先住民の女性失踪者が失踪者リストにカウントされることもなく野放し状態だと言う事実を初めて知った。


物語は、ウインド・リバーと言う先住民保留地で少女の遺体が発見されるところから始まる。
この事件に派遣されたFBI捜査官は新米女性捜査官ジェーン1人。
ウインドリバーと言う極寒な環境下で捜査は難航、ジェーンは事件の第一発見者コニーに捜査協力を依頼し捜査を進めるが…



ウインド・リバーは夜になるとマイナス30°にもなる極寒な場所、その為、仕事も娯楽も無く、何もない環境。
そんな彼らのはけ口になってしまうのが、本作の様な女性たち。



鑑賞後にネイティブアメリカンについて少しだけ調べてみた。
ネイティブアメリカンは穏やかな平和主義の部族だった為、白人の侵略により奴隷として扱われ、終いには今の様な住みづらい環境下へ追いやられてしまった。ウインド・リバーはその1つだそう。


この作品はアメリカの闇の1部分を知ることの出来る作品。
こんなことが今でも野放しになっていることを1人でも多くの方に知って貰いたい。
沢山の人に鑑賞して欲しい作品。
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