ジャケ写から、もっと謎を含ませたミステリーなのかと思って観たらちょっと違った。差別問題や社会的なメッセージを含んだ重い作品でした。
原住民が住みにくい土地に追いやられ、犯罪が蔓延る無法地帯、ウィンドリバーで少女の死体が発見される。遺体の第一発見者で地元のハンター(ジェレミーレナー)は単身で出向させられた新人FBI捜査官ジェーン(エリザベスオルセン)の捜査を助けることになるのだが…
順序立てて捜査を進めて、結構当たり前に真相に辿り着くんだけど、緊迫感があったせいか凄く面白かった。
ジェレミーレナーの感情を押さえた静かな演技が印象的。怒鳴ったりとか一切無いんだけど犯罪に対する怒りが伝わってきました。『ハートロッカー』も良かったけど今までで最高の演技！
ラストは同情の余地無し。でも被害者達が味わった恐怖や家族の無念を考えると復讐したとしても彼らの心が晴れることは無いでしょう。
