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ウインド・リバーのsnatchのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.0
良作でした。いろんな大統領の映画も面白かったが、これもアメリカを知る上で、観てよかった。
白人がアメリカ大陸に上陸してきた時から侵略を受け、挙げ句の果てに辺境の地に強制移住させられたネイティブ・アメリカンの過酷な生活環境と未来の見えない未来。FBIの捜査員も知らない居留地の現実を映画で可視化してあってわかりやすい。悲しみと怒りで気が遠くなる。普段、忘れているけれど、日本のアイヌ民族や、虐げられている少数民族は世界にはまだいるという事実も甦る。
観ていて辛かった「ボーダー・ライン」の脚本家という事で納得しました。顔を背けないで見られないのか、しっかり見てみろって言われているような気がしてくる。
映像はこの雪と寒さに閉ざされた凍えた土地の厳しさが111分間途切れることなく伝わってくる。だから、人々の絶望や諦めも感じいる。私は悲しみを作り込んでいくような悲劇の脚本が好きではないのですが、この主人公の設定した悲しみの境遇は、話しが進むにつれ、現在の彼の行動と言葉で裏打ちされてきて、悲しみも痛みも強さを持って生き抜くしかなかったんだという言葉に納得した。
社会派映画ながら、後半はドラマとしての息詰まる緊張が続き「ブラッド・ダイヤモンド」みたいに大勢の観客を呼ぶためにはのバランスが上手いと思いました。
最後の娘達が乗っていたであろうブランコ越しの二人に映画としては救いを残しているが、再びここに住む人々を忘れ去ってはいけない。映画はアメリカの現実を告発している。
…あとですね、この映画ジャケット、今日観るまでずっーと宇宙の話しかとカンチガイしていました‼︎😅あと🐊カワイイ‼︎