綺麗な雪景色で起きた悲惨な事件。
実話を基にテイラー・シェリダン監督の『静』と『動』を上手く使い分けた演出とジェレミー・レナーの重厚なお芝居で真相へとたどり着いていくサスペンス。
見応えありました。
物語は淡々と流れていくし事件の行き詰まりとかは無いけれど次第に見えてくる事件の本質を悟ったときのなんとも言えない落胆は印象的です。
ピューマなどの生き物と人間の死どちらも描くことによって命の脆さ儚さ、そして意志の強さを絶妙に映し出していると思います。
視聴者からすればスカッとするかもしれないけれど遺族のことを思うと一生スカッとすることはないのだと思い知らされました。