実話を元に作られた作品なのですね。
作中では舞台は閉塞的な雪国に追いやられた場所(アメリカ中西部ワイオミング州にあるネイティブアメリカンの保留地)で、酔った男たちが自分を自制できず起こしたレイプ事件です。
ある程度脚色されてるだけで実際にネイティブアメリカンの女性が失踪し、それが表沙汰になる事は無いという事実を訴えていて随所に物凄くメッセージ性が含まれています。
今の時代人権問題といえば黒人差別が問題視され、黒人の方やそれ以外の人種の人も声を大きくしてきていますが、声を出す事もできず、ただ外れで細々と暮らし、その中で部族問題や誘拐などの事件が多発しているという事もわかっていかなくてはならないのだと思いました。
作品としてだけ観るのなら、ジェレミー・レナーの淡々と物事をこなしていく様がカッコいい。ミッション・イン・ポッシブルのイメージが強かったので僕の中では新鮮な役でした。
ただ、人権・迫害・部族問題がテーマの一つとされてるこの作品の指揮してた人がセクハラ野郎だったらしいのでなんだかなぁーという気持ちになりました。