ウインド・リバーの作品情報・感想・評価

ウインド・リバー2017年製作の映画)

Wind River

上映日:2018年07月27日

製作国:

上映時間:111分

3.9

あらすじ

「ウインド・リバー」に投稿された感想・評価

ネイティブアメリカンというものを知ることができた。
ボーダーライン作品が好きで、その脚本家がメガホンをとったと聞いて観たかった作品。劇場で観たかったなあと悔やまれる、雪原のひりつくような景色や山。文字通り全てを隠してしまいそうな真っ白い雪。
一触即発の銃撃戦や、静と動の緩急のつけ方、むちゃくちゃかっこいい。

ボーダーライン同様に、その道のエキスパートである人物と、賢く勇敢な女性の邂逅がある。とても悲しい過去を背負っているのもボーダーラインのデルトロと同様で、スノーモービルを乗りこなし、武器を操るジェレミーレナーがハマってる。
(本当にこの俳優さんは、いつも何かしら武器と共にあるけどそれを使いこなしてて、説得力ある…)

物語が進むにつれて、まだまだ知らないアメリカの闇を痛いほど感じた。信じられないほど、耐えられないほどの苦しみが107分間にぎゅっと凝縮されている。もう話せない少女の遺体が、いくつもの微笑む写真が、その事を訴えてくる。

ラスト、ジェレミーの悟りきった表情が景色と相まって本当に美しかった。娘の詩の幻聴すら漂ってそうで、ゾクゾクした。
テイラー・シェリダン作品をもっと観たい。
Watta

Wattaの感想・評価

4.1
米国ワイオミング州で起きた事件を基にした本作品。山奥の雪原に先住民女性1人の遺体が発見されたことから事件が発覚。誰が一体なぜ。他殺なのか事故死なのか。生物局のコリーとFBIのジェーンが事件に秘められた謎を解いていくこととなる。

物語中盤まではサスペンス映画ではよくある流れがゆえ、スローな映画との印象を受けた。一方、終盤にかけては緊張感のあるシーンが多く、静かに物語が進む中でも見応えは抜群だった。

一見すると実話ベースのサスペンス映画のように思える作品である。しかし、作中では現に女性先住民に関する失踪事件の明確な件数が明らかになっていないことや、警察当局の管理が十分に行き届いていないことが言及されており、極地に住む先住民族の問題が随所に散りばめられている社会派作品であることも忘れてはならない。

コリーの渋さたるや一級品。あっぱれ。
reiko

reikoの感想・評価

3.7
ジェレミー・レナーと雪山が気になって観たけど予想以上に暴力的なシーンが多かった、、

どうして事件が起きたのかわかる所からひきこまれるし、サスペンスとしては見応えあるけど、最後のテロップをみて(実話をもとにしてるのわかって)何ともいえない感情が残る、、、

このレビューはネタバレを含みます

事実に基づく話とあって驚いた。
ネイティブ・アメリカンが置かれた過酷な状況と人権も与えられないこんな事が本当にあるのか。
ジェレミーレナーの静かな怒りが伝わりとても良かった。
浅井

浅井の感想・評価

4.8
とても衝撃的な内容、心に余裕がなかったら最後まで見れないかもしれない

考えたくないけど大切な人を亡くしたときにコリーの言葉を思い出せば乗り切れる、かも
大木茂

大木茂の感想・評価

3.4
三幕まではちょっとスローペースでミステリーが続くがラスト付近の急加速は観応えあり

ジェレミレナーの仕事人感ホント好き
相方もニヤリな配役
にしても痛い目に遭いすぎて可哀想

主人公のダブルの息子可愛かったな
男のロン毛が許されるのはインディアンの特権だよなぁ
でも実は二世、三世は精神や文化を正当継承してなくて偏見だけが残ったりする事が分かったりと伝え方上手いよね

ラストの採石場?→ドアからの回想→はカタルシスが凄かったな
どの役者も作品に憑依しているように自然で、悪役の下っ端までも隙がなかった。ストーリーは重厚かつ深みのある内容でサスペンスからミステリーになって最後まで残る謎への考察などいつまでも味わい深い傑作でした。人類にはまだ未解決の問題が山積み。
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