ウインド・リバーの作品情報・感想・評価

ウインド・リバー2017年製作の映画)

Wind River

上映日:2018年07月27日

製作国:

上映時間:111分

3.9

あらすじ

「ウインド・リバー」に投稿された感想・評価

ふう

ふうの感想・評価

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あまりに自分が無知・愚劣すぎて点数をつけることができませんでした。

冒頭の一文を完全に忘れて、「思ってたのと違うなあ。まあ、もうすぐレンタル期限だし見なきゃね」とだらだら見始めて、
中盤で、「あ、これほんとうなんだ」って愕然としました。自分の映画を見る姿勢、知らない場所の社会問題への無関心さにショックでした。

自分も一応雪国に住んでいて、小さい頃学校の帰り道ひとりで歩いていたら、雪で見えなくなった溝に片足太ももまで突っ込んで抜けなくなってしまったことがあります。
降りしきる雪のなか、誰も通らなくて、長靴からは雪が入ってすごく冷たくて、泣きそうになっていたら誰かに助けてもらえて。
そんなことを思い出しました。
(これは「運がよかった」お話)

うまく映画の感想を言えないですが、この作品と出会えてよかったです。

余談ですが、ホークアイさんは弓からライフルにジョブチェンジしたほうがよさそうですね🏹
linsun

linsunの感想・評価

3.7
アメリカ先住民居留地に取り残されている闇の部分。
今尚続いているとは思いたくない状況でした。

雪山での銃撃戦はハラハラしました。
ジェレミーレナー×エリザベスオルセンのアベンジャーズコンビもしっくり来てて良いです。
MK666

MK666の感想・評価

4.3
久々に心にズシンと来る映画でした。

冒頭の彼女が走るシーンの意味の深さを知ることになりました。


酷なストーリーなんだけど、すごく感動しました。


強さ
2019.6.19
眠れなかった深夜に鑑賞。

行方知らずのネイティブアメリカンの
女性に関する統計はない。
こんなにも進んだ世の中で
未だに取り残されている人がいる。

マイナス30度の中で行われる捜査。
同じ痛みを味わったハンターと
一見頼りなく見えた女性FBI捜査官が
少しずつお互いの距離を縮めていく。

失ったものは戻らないけれど、
受け入れる事でいつまでも思い出の中で蘇る、という言葉が印象的だった。
まさかのネイティブアメリカン映画。

約2万人が暮らす先住民居住区で発見された少女の遺体。そして、最後に流れるテロップの絶望感。そりゃそうだよな、町山さん曰く、鹿児島を6人の警察で守っているようなもの、しかも若い女は皆無。嘘のようで、事実に基づくってんだからすごいお話ですよ。アメリカってちっとも進歩してない。100年後も、まだ白人が黒人を殺したことで騒いでるんでしょうね。

それにしても、テイラー・シェリダンの脚本の凄まじいこと。毎作、テーマは近いものが多いのに、見事にアングルを変えて挑んでいます。特に本作は「ボーダー・ライン」そのままとも言える、無法地帯とも思える地域の実態、そしてその状況下における裁きを静かに描いています。それでいて、監督デビューまでしてしまいましたね。いやぁ、楽しみです。
NON

NONの感想・評価

3.2
エリザベスオルセン頑張ったね
記録
ネイティブアメリカンの過酷な闇を描いていて思ったより鬱な映画だった。
塩

塩の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これとボーダーライン、最後の追跡(未見)でアメリカの目立たないほうというか見過ごされている目を背けられている暗部を扱ったフロンティア三部作
これはインディアン居留地がテーマ

ジェレミーレナーが好きなのでそれを目当てに見たんだけど良かったです
めちゃくちゃ寒い雪山で法が届かない場所に押し込められて切った張ったをやるんだけど結局この雪の箱から出られない
どうにかしようとしてもこの氷が肺を凍らせて(まさしく人の手で直接ではあり得ない)凍った肺を吐いて死ぬしかない
ジェレミーレナーのライフルは唯一一段階上からの暴力で、彼は冒頭でそうしたように苦しむ人たちの射程外から撃つ

これは皮の物語だと思うんだけどどうですか?
皮を狩り、身を包み、皮に定義され、皮に阿り、皮で区別され、皮で閉塞し、皮を作り出す、皮の物語
キャラクターの属性が、皮となってキャラクターを閉じ込めている、それはもちろん肌という皮でもあるけどそれだけではなくて、一緒に生きていかないといけない皮
皮の扱いで印象的なシーンは捜査官に娘?の服が貸される時、あれで二人の関係が少なくとも狩人の側からは変わる、それは娘の皮がひっついてしまったから

統計上の事件になれないという話ウオォ…と思った
別の作品でもこの話があって、その時は「ネイティブアメリカンがFBIに事件を渡したくない」という出方をしていたんですよね
ハンター役がホークアイことジェレミー・レナーだから説得力抜群。FBI役がスカーレット・ウィッチで役名がバナーってんだから、どうしたってマーベル脳が働いてしまうよね。おまけに「パニッシャー」のフランク・キャッスルまで出てくるから困ったもんだ。

殺人や性犯罪は起こったこととして描かれるのでミステリタッチで割と静かな演出なんですが、後半にかけての怖さが尋常じゃない。
居留地という特殊な土地におけるリアルな銃の怖さ。
FBIの名前が通じない輩を相手にする恐怖感をとても感じる。
キレイ事じゃない先住民問題と実話ベースとエンタメのハイブリッドという、超絶に難しいことをやってのけてると思います。

百年以上前に先住民から土地を奪って居留地に押し込め社会進出の機会を奪ってる現実。
2万人の人口に6人の警察官しかいなくて無政府状態。
警察の捜査が始まろうがおかまいなしに銃を抜く。
僻地がゆえに自分の身は自分で守るしかないという無法地帯。
雪深い土地と行方不明者数の異常な多さ。
一応連邦政府の管轄なんだが、連邦警察は性犯罪を裁けないという法の矛盾。
これが2010年代の話って言うんだから狂ってるよ。
こんな重大な問題が広く取りざたされないのはネイティブアメリカンが圧倒的少数だから。

最後のテロップに衝撃を受ける人は少なくないだろう。
これが実話かと思うと悲し過ぎる。
自然と峻厳に向き合って尊厳を保つコリーは超絶カッコいいけど、その傷跡の痛みはおよそ想像も及ばん。
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