「1番好きな日本の俳優は?」と聞かれたら、迷わず答える。
「高倉健!」と。
いや、それ以上に、僕なんかがおこがましいけど、
僕は、健さんみたいになりたい。
少しでも健さんに近づきたい!とさえ思っている。
そんな敬愛する高倉健へのメッセージクリッブ
健さん特集はテレビでも何度もやっていたし、ビートたけしや志村けん、武田鉄矢が語る健さんエピソードも面白かったけど、
正直同じようなもの見せられてもな、と最初は思ってた。
オープニングは「単騎千里を走る」に出演した中国の俳優さんが健さんの足跡をたどるというところから。
ここに健さんの凄さが詰まっているんだなって思ったし、ここに焦点を当ててるんだなって、観終わって改めて感じた。
たくさんのインタビューの中には、梅宮辰夫や悪役の八名信夫、長年付き人をしていた方や顔なじみになったお店の方、実妹らもいるが、
今回のクリップ集では、マイケル・ダグラス、マーチン・スコセッシ、ヤン・デボン、チャン・イーモウら外国の映画人が熱く語る健さん像がかなり長く流れる。
でも、それらの方々って、健さんが出演した作品だと一本だけの関わりだよね。
健さんは映画の撮影が終わった後、一人旅をしていたそうだ。
撮影で出会う人々との関係の隅々まで心を配り、きっと心身ともすり減らすほど没頭していたのだろう。
そんな映画を通しての出会いを
「一期一会」と呼ぶのだろう。
マイケル・ダグラスもスコセッシも、わずか一回の出会い・「一期一会」で魅力してしまう健さん。
「ブラックレイン」の撮影監督たったヤン・デボンが健さんを
「どこから撮ってもオーケー、絵になるスター!」と語っていた。
どんなスタイルでも、まさに健さん。
だからこそ、晩年は自分のイメージを大切に、出演作品を絞っていたのか、、
「ベストキッド」や「沈黙」などのオファーがあったことも初めて知った。
健さん自身も何人かの関係者も語っていたが、なるべく語らず、動かず、そんな微細な変化で伝えられる演技やオーラ
そんな人が少なくなっているよね。
出てる人が号泣する稚拙な演技か横行してるよなって、思ってしまった。
僕自身は健さんを目標になんて、おこがましいにもほどがあるけど、
比べようもないほど、肝っ玉も小さな男だけど、少しでも貴方に近付けるように、気持ちを入れ替えていきたい!と思います。