mikamikami

帝一の國のmikamikamiのネタバレレビュー・内容・結末

帝一の國(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

マンガは数年前に読了した記憶があり、映画は鑑賞してないはずと記憶違い。
マンガのラストはどんなだったかと記憶を掘り返すと、生徒会長選で帝一が弾くんに最後の最後で投票する映画のシーンを思い出し、いや、がっつり観てるなと…笑

結局、もう一度観ました。
ふんどしで太鼓叩くシーン、ものすごく衝撃的な図なのに何故か全く覚えてませんでした笑!ローランド先輩が校舎から飛び降りるシーンも覚えてなかった…(すみません)

やはり、自分の國を作ろうと奮闘する帝一と、のほほんとしているようでしっかりサポートに入る光明のタッグが良いですね。
あと、帝一の提案を断る弾くんが「それを馬鹿と言うなら馬鹿でいい」「俺はお前と友達だと思ってたんだがな」と言うシーンが良いです。信念を持ってブレずに真っ直ぐだなぁと。

一方で、ずーっと邪魔ばかりしてきた菊馬でしたが、生徒会長選で15票しか入ってないのに笑いました。

会長選が終わったあと、光明が帝一に「総理大臣を諦めてないよね」と聞いたのに対して、「諦める?そんな言葉、帝一辞典からは削除済みさ」と返すのが粋だなと思いました。やっぱり光明が帝一の事を信じている感があって良いし、帝一も光明には本当の事を伝えている感。

帝一がピアノでマリオネットを弾き終わり、拍手に被せて「(操り人形は)君たちの事だよ」と小さく言い、そのままエンドロールに入るのがとても好きです。
美美子のダンスも可愛いし、エンディング曲がイトなのも良き!

テンポが良くパキッとした映画なので、トントントンと観れる作品だなと思います。2回目でも全然劣らず楽しく観れました。もう一度、原作も読み返したいです。

(帝一のお母様役はチラッとしか出ないのですが、娼年の静香さん役を演じられていた方でした。綺麗な方だなと思っていたのですが宝塚出だというのを知って納得しました。映画鑑賞時にある、この人あの映画にも出てたよな…やっぱりそうだ…!となった時の高揚感は、なんなのでしょうか。発見すると、なんだか嬉しくなってしまいます。)
mikamikami

mikamikami