ひろ

帝一の國のひろのレビュー・感想・評価

帝一の國(2017年製作の映画)
3.6
古谷兎丸による漫画を原作に永井聡監督が映画化した2017年の日本映画

総理大臣になることが夢の帝一が夢のステップだある生徒会長になるために悪戦苦闘する青春コメディ・ドラマ

原作を読んだ漫画や小説の映画化は基本見ない。漫画も小説もそれ単体で完成しているものだから、映像化する必要性を感じないからだ。たまに見るけど原作を超える映画はほとんど記憶にない。しかし、その逆はありで、原作を読んだことない映画を見てから原作を見るのは好きだ。この作品も原作を読んだことないから楽しめた

菅田将暉や竹内涼真といった旬な若手俳優がたくさん出演しているので、そういったファンにはたまらないキャストだろう。菅田将暉はこんなコミカルな役もやって、シリアスな役もやってるから末恐ろしい俳優だ。帝一を滑稽なまでのオーバーアクションで演じる姿に笑いが止まらない。同じくらい帝一の父親役の吉田鋼太郎のテンション高い演技も笑えた

なりふり構わず権力者に媚を売り、高みを目指す帝一の姿は清々しさすら感じる。いかにも漫画原作だなっていう脚本とオーバーな演技なんだけど、それが世界観にハマっていて笑える。原作を読んでみたいと思ったから、この映画はありだな
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