ふぃがろん

帝一の國のふぃがろんのネタバレレビュー・内容・結末

帝一の國(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

最初は映画館で見ましたが、アマプラで再鑑賞した記念に。

原作は全て読んでおり、メディアミックスするなら実写だろうなとは思っていました。正直、今時のイケメン俳優揃えただけの映画になるんじゃないかと危惧していましたが、そんな事はなかった。
むしろ元々の濃いストーリー展開にオリジナルの解釈も加えて、よくあれだけ綺麗にまとめられたなと感服しました。

帝一が父親に怒鳴り、菊間と取っ組み合いをするシーンは、帝一の年齢相応な様子をプラスしてくれたので個人的には良い改変だったと思ってます。

テストと答え合わせのシーンは本当に最高でした。めちゃくちゃ笑いました!


森園億人役の千葉雄大さんも良い味を出してました。彼の活躍の場となる合宿の話や生徒会長になった後の話がカットされていたのは少し残念です(この映画の場合は英断だったと思います)。


1番初め、帝一のモノローグで始まる場面が後半になった時「会長選挙の演説ムービー」であった事が分かった瞬間は思わず膝を打ちました。

最後の最後、会長選挙後は帝一だけでなく光明も不気味でしたね。可愛らしさ全開の光明でしたが、「諦めてないでしょ?」と笑う彼はやはり帝一の伴侶なんだなと再認識した瞬間。志尊さん上手い。

エンディングは昭和という世界観ガン無視でしたが、許します。笑
ただもう一度鑑賞して思ったのですが、ヒロインの永野さんは他の作品とあまり演技が変わりませんね…。


ともあれ、まだまだ足りない、続きが観たい!と思わされる映画でした。非常に素晴らしかったです。