MANA

帝一の國のMANAのレビュー・感想・評価

帝一の國(2017年製作の映画)
4.0
政治とは、流血を伴わぬ"戦争"である。

総理大臣を目指す赤場帝一は、総理大臣への道の一歩として海帝高校生徒会長のポストを巡り、ライバル・先輩・同期と学園内権力争いを繰り広げる映画。

漫画原作実写版。
権力争いの模様がリアルで面白いし、劇画的な絵柄のキャラを誰がどう演じるのかと思っていたけれど、菅田将暉は確かに実写版劇画調絵柄キャラ。
絶妙な顔の濃さが日本人でありながら漫画から飛び出してきたようにマッチしててなかなか満足です^_^


オタクのぼやき:
生徒会選挙の件は、実際の政治家もこんな感じなんだろうなと思わせた笑
結局、権力でさえ"多数"の奴隷。
だからこそ、多数を制する者が国を制す。
権力がなければ国を変えることはできない、だから手段を選ばず、生徒会長のイスは全力でもぎ取る!
……生徒会長になってから「どうしたいか」が一番重要だけどね☆

生徒会長立候補者は個性溢れるキャラがわんさか出てきた。
間宮くん金髪なんだけどwwww
皆、それぞれ思い描く学校運営像があってすごいなー、ウチの学校もこれくらいガッツある人が生徒会長になっていたとしたらもっといい学校になってたかな?

国を作るは総理ではなく国民。
会社を作るは社長ではなく社員。
学校を作るは教師ではなく生徒。
世の学校は教師がいちいちあれこれ言ってきて窮屈だし鬱陶しい。

日本の教育については意見ありすぎて伝えきれないけど、とにかく自立性を養うべきだと思う。
こんなんじゃ未来、これからのグローバルな世界で取り残されるよ?
帝一たちのガツガツとした荒削りの、でも貪欲に「変化」や「改革」を求める姿勢はめちゃくちゃよかったなー!
ついていきたいと思える。
……まぁ、荒削りな分、やりすぎて反則があったり自己中だったりもするんだけれど笑
MANA

MANA