前作越えてきた！
ブラックトムとかシャッタースターとかヴァニッシャー等、原作コミックではそれなりの歴史と地位を持ったキャラクター達をギャグのネタにしてしまう思い切りの良さが気持ちいい。
カルチャーネタの笑いや行き過ぎた暴力的描写に目が行きがちな作品ですが、戦闘シーンも良くできているんですよね。無闇にバタバタガチャガチャとしたバトルではなく、あれがこうなってこうなるからこうなるというロジカルなアクションがお見事。「ジョン・ウィック」「アトミック・ブロンド」のデヴィッド・リーチさすがです。
今回は前作よりもX-MENに寄せて来ているのが原作ファンとしては嬉しいところ。どうやらイースターエッグとしてカナダのヒーローチームであるアルファフライトとか、ジョシュ・ブローリンのデビュー作「グーニーズ」もネタにしてるらしいんだけど、1回観ただけではわからなかった…
ドミノにヴァネッサにユキオという美人揃いの今作において、出番は少ないものの一際輝きを放っているのが、なんといってもネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドちゃん！ 美人になったねぇ。ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドちゃん、可愛い日本人の恋人までできちゃって。ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドちゃんもっと観たかったなぁ…と映画史上最も名前を連呼したくなるネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドちゃんなわけです。
次作のネタバレになってしまうのかもしれないけど、映画版のケーブルもサイクロップスの息子なのかな？ まぁパンフにも書いてあるし、そもそもアメコミ読んでる人には一般常識レベルなので問題ないかと。ちなみに今回出てきたアノ人は、会話の内容からしてちゃんとアノ人のアレっぽいですね。
あと前作「デッドプール」しか観てない人は「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」と「グリーン・ランタン」は観ておいた方がいい…かも。前作でも触れられていたしね。まぁ観なくてもいいけど。
クレジット無しでかなり有名な役者が何人も出てたりするので、もう一度観て確かめたい。特にヴァニッシャーね。
