【ネタバレなし】
字幕で観た「1」がイマイチだったので、今作は吹き替え版で鑑賞。
結果、“笑い”のレベルは変わらないと分かりました。
つまりコメディアンとしてのデップーは、個人的にはあまり面白さを感じませんでした。
ストーリーはSFネタとしては定番でしたが、一応アクションもしっかりしていたので「1」よりは映画として楽しめましたが…。
この“笑い”が合わないということについて考えてみました。
まず、客に話しかけるメタな笑い。
そこから派生する「俺ちゃんって面白いだろ!(笑)」という面白キャラアピール。
この「見ろ!」というスタンスが、どーも自分は引いてしまう。
「見ろ!」という構えからの、作品全般における間やタイミングがあざとくて緩く感じてしまう。
カメラアングルまで「さあ!みなさん!ギャグですよ〜」というノリが苦手で冷めてしまう。
笑いに詳しいわけではないんですが、コレってスタンダップコメディの系譜なんでしょうか?。
もし、ピンクパンサーのクルーゾー警部のように本人自覚無しパターンの“間”だったら、同じネタでも随分違うモノになるのかもしれないなぁ〜とか想像してしまいます。
TVオリジナル版の『特攻野郎Aチーム』とか『グレイテスト・アメリカンヒーロー』とか『ミスター・ベンソン』、『奥様は魔女』とか、どうしてあっちの笑いの路線でやってくれなかったのかなぁ〜…。
それにしても、クライマックスのシーンは、バックで流れているa-haの“Take on me”のMVネタなんですが、今の若い子とか分かるのかな?…あそこダイレクトに響かないと面白くないと思うんですが。
もし未見の方がいらしたら、名作MVなのでご参考までに。
https://www.youtube.com/watch?v=djV11Xbc914
予告では、ユキオ=忽那汐里というのが分からなかったけど、一体どういう経由でのキャスティングだったんだろう…。
DPに限っては、スタン・リーって前回同様登場しないのかな?…