成川ジロー

デッドプール2の成川ジローのネタバレレビュー・内容・結末

デッドプール2(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

1ではお金が無いところを逆に自分からネタにはしていたけど、やっぱり見ている側としては不満で、アクションもミュータントの能力もビジュアルもかゆいところに届いてない部分があるのを感じていましたが、この2で大幅改善されました!かなりパワーアップしたアクションが見てて本当に楽しいのが良いです!デップー最高!ケーブル最高!ドミノ最高!
序盤のヒロインの死、X-MENのマンションに連れてかれてX-MEN本筋のメインキャラたちに扉を閉められるまでは良いんですが、X-MENが出てきて別のミュータントの子供を保護する施設で事件が起こるんですけど、ここからのシーンが問題で、X-MENが全く機能していない。デップーがアイスボックス行きになるのはまだわかるが、ネガソニックとコロッサスは子供が連れて行かれるのを黙って見てたんですか?ミュータントの子供が暴走している現場に行って何もしないで帰ってきたんですか?何しに行ったんですか?と、明らかにおかしいことになってる。正直ここの時点でものすごい不安になってしまった。
ただ、その後のケーブルが出てきてからは映画の勢いもパワーも増してジョシュ・ブローリンの存在感もあって、凄い面白くなる。あの銃も格好良い!物語が走り出すとはまさにこのこと。まあXフォース面接と言うオフビートなシーンを加えてきたり、よくよく考えてみたら速攻で移送されるだろうから募集から面接まで1日も時間無いんじゃねえかと思わなくもないけど、面接に来るメンバーが楽しそうでワクワクするし、そいつらをこれでもかと無駄使いする中盤はギャグとしても面白いし、vsケーブルのアクションも凄い良くできていて本当に楽しい!!予算が上がって結構グロめなCG処理もばんばんやってるのがかなり功を奏してる。デップーはこれくらいやらなきゃ!!
新キャラのドミノもただ運が良いだけだけど、デップーの言ってることと違って全然シーンが地味にならず最高。友人が「ピタゴラスイッ死」って名付けてました。最高の名前!笑
個人的に格ゲーで使ってたから大好きなジャガーノートのX-MEN3版は凄い不満だったので、今回のジャガーノートのガチで強い感じが大好きです。救われた気がしました!
救われたと言えば、今回のラストね。最高だね。自分を救った!笑 ヒロインもピーターも救った!ブラピも救ってやってよ!笑
続投キャラはドーピンダー今回も本当に最高でしたね!!中二こじらせた感じからのラストのどっかーん!最高最高最高!!あんた100点満点だよ!!

ただ序盤以外にもちょっと不満点があって、一つは第四の壁を超えてケーブルをいじるって言うのが全然無かったこと。ケーブル含めてX-MENマンション来た時、「サイク!ダークフェニックス!お前らの年上の子供が会いに来たぞ!」くらいは言ってほしかった。
多分この映画シリーズでのケーブルの設定まだちゃんと決めて無くて(このままだと両親あいつらじゃ無くなって面倒臭い時間旅行者設定もストライフとの関係もテクノオーガニックウイルス設定も無くして唯の半身サイボーグとかになりそう。子供の名前ホープとか言ってたけど。)、デリケートな部分だったから触れられなかったんだと思うけど、正直デップーならそこにこそぶっこんで欲しかった。日和ったかデップー。
二つ目は新キャラの日本人。キャラ自体は良いんだけど、予告編のアクション以上のことは一切やってなくて、それもちょっと微妙に運動できない感じの体捌きで、期待を上回れなかったです。キャラ自体は良いだけに勿体無い。

まあダメなところもありますが、楽しい映画であることは間違いない。もう一回見に行きたいし、デップーとケーブルのコンビの続編も超期待。てかこのシリーズ、X-MEN本筋より面白くなっちゃうと思うけど、大丈夫?ダークフェニックスもう一回やるとかとち狂ったことやってて本当に大丈夫なのか……
成川ジロー

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