【全てジョークかよ!?】
面白いは面白かったけど、笑いのツボが違ったり、知らない小ネタがあって、大笑いは出来ませんでした😖💦
マーベル作品をほぼ観てなくて、『X-MENシリーズ』をかじった程度の貧弱な知識で挑んだのが、そもそも間違いだったかもしれません。ごめんなさい😰！
でも奇跡的に『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』は観ていたので、エンド・クレジットシーンは笑えました(なので、本編終わっても席を立たないで下さいね！)。
前作以上に不謹慎で爽快にグロくて(R指定)、観客の同情や涙も無惨に笑い飛ばし、怒濤のアクションでお腹はいっぱい！ただ「俺ちゃん」の味付けが、好みに合うか合わないかしかないですね。
残念ながら、僕はちょっとだけ合わなかった。。
〈キャラは個性的だけど〉
お茶目でふざけまくる主役ウェイド(ライアン・レイノルズ)の軽快なコメディアンヒーローぶりはさすがの安定度で、うざいけどトークに聞き惚れてしまいます。典型的なトリックスター。なぜか鋼鉄男のケツを触ったり、股を人の顔に擦り付けたり…どこか変態っぽい(雰囲気が確実に変態仮面w)。
怒りや悲しみをジョークにして笑い飛ばしたり(自責や葛藤が少なすぎ)、炎の少年に同情する姿があるから共感はしちゃいますが…基本、変態なんですね(笑)
本作で一番好きだったのが、"さすらいの"マッチョ親父ケーブル(ジョシュ・ブローリン)ですね！そのマッチョなオーラーと、哀しみを背負った切ない表情に殺られました。単なるヴィランと思いきや、秘めた想いを胸に付け狙う姿が凄く痺れる！その想いを知った時、不覚にも泣きそうになりました😌コンボイアクションの時も、何気に格好良いね♪
このケーブル役は、初めブラッド・ピットが演じる予定でしたが都合が付かず(今回は違う形でカメオ出演)、マイケル・シャノンの名前も出ていたけど、最恐サノスを演じたジョシュの貫禄は間違いなかったですね‼️強面なのに、目が優しいんです。彼は好きでしたね♪
「Xフォース」のピーターが、普通の親父なのに何だか気になったし(絶対いい奴)、ボインなラッキー娘も良かった！
なにげに皆キャラが立っていて飽きないけど、まるで長編コントを見ている感じがして、キャラも記号的で全体がジョークのための物語に思えてしまった。
それはそれで面白かったけど、いろいろあって、まさかの裏技を使うのは…ちょっとだけ狡いと思いましたよ😰
だから物語より、スッキリ楽しめたのが全編を彩る音楽(監修:タイラー・ベイツ、『GotG』や『アトミック・ブロンド』など)です♪サントラが欲しくなりました😊
〈選曲センスが抜群！〉
序盤から超有名映画のオープニングパロディーが笑えます♪OPテーマ「Ashes」を歌うのは、大御所歌姫セリーヌ・ディオン。ゴージャスな歌声で、ちょっと感動😍♪
この場面で流すんかい!?
Enyaの「Only Time」が意表を突いていて面白い。
最近も引っ張りだこ、a-haの「Take On Me」。もう定番ですね！疑問なのが、同時期によく聴いていたヨーロッパの「Final Countdown」が余り出てこないのは、みなさん「Take On…」の斬新なMVの印象が強いからですかね？
エアサプライ、ピーター・ガブリエルの80年代曲が懐かしい！
個人的にへぇ～と思ったのが、『愛のイエントル』でバーブラ・ストライサンドが歌う「Papa, Can You Hear Me?」と『アナと雪の女王』の「雪だるまつくろう」が似ていたこと。確かに似てるぅ😱(驚)
ちなみに、バーブラ・ストライサンドは、ジョシュ・ブローリンの継母にあたる存在です。
『アニー』、『セイ・エニシング』の曲もやっぱり良いね♪
〈映画オマージュ〉
マーベル系はよく分かりませんが、本作は映画オマージュや小ネタが前述以外にもいっぱいなので、嬉しくなります😊‼️
『LOGAN/ローガン』
(本作は重大なネタバレが含まれているので、未見の方は絶対先に観てください！)
『ジョン・ウィック』
『フラッシュダンス』
『ターミネーター』
『バットマン』
『グーニーズ』
『氷の微笑』(ポークビッツw)
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
『グリーンランタン』
僕は上の作品には気付きましたが、もっともっとあるようなので、見つける楽しみがありますね。
遊び心満点で、常識越えの展開は面白かったのですが(そう言えば「Xフォース」の飛行シーンとまさかの展開は大爆笑してました)、物語自体が大きなジョークみたいで鑑賞後「何だったんだろう？」と思ってしまいました。みなさん、高評価なのに、なんだかダメでした😖💦
一言:カメオ出演のマット・デイモン、あれじゃあ気づかないよ！
