ビルマの竪琴 総集編に投稿された感想・評価 - 13ページ目

「ビルマの竪琴 総集編」に投稿された感想・評価

k

kの感想・評価

-
序盤はみんなで合唱したり遠足みたいに戦時中とは思えない明るい雰囲気。途中水島だけが体験した戦争の酷さとか日本兵の骨を実際に見たことは水島にとってすごいものだったんだろうな。

水島の帰りを待ち続ける仲間達とビルマの地で日本兵を弔い僧呂になることを決めた水島。フェンス越しすぐ目の前に水島がいるのに連れて帰れないなんてつらい。自分の口から水島であることは伝えずに竪琴を弾くだけ、後の手紙にて知った水島の気持ち。僧呂になってからの竪琴は特に音色が美しくて切ない。

竪琴は見方に状況を伝える手段だったり兵士の癒しになったり、戦時中の音楽のあり方みたいなものがわかった。

おーい水島
一緒に日本に帰ろう!
き

きの感想・評価

4.0
水島〜 水島の行方に一喜一憂する歌う隊員たちが可愛かった。フィルムの映像きれい
良い映画。
戦争を題材にはしているけど、のほほんとしているところもあって当時の雰囲気を追体験しているよう。
元は児童向け作品というのがなかなかに驚き。
mh

mhの感想・評価

-
弟子の演奏が糸口になったり、インコを使ったり、部隊員が合唱好きなど、細部と物語運びが完璧すぎた。
鉄条網を挟んだ場面は泣けないひといないと思う。
物語がすごいので、存在感のえぐい三國連太郎と西村晃の「陸軍残酷物語」コンビが邪魔だった。
めちゃ面白かった。

「おーい、水島。
一緒に日本に帰ろう。」

『犬神家の一族』でお馴染みの市川崑監督により戦時ヒューマンドラマ。
原作はこんなに重そうな内容なのに児童向けの小説なんだとか。
そもそも我々20代くらいからすると

「ビルマってなんやねん」

と思う人も多いかもしれないが、ミャンマーの旧国号である。
戦争の悲しさと虚しさや仲間との絆を描いた感動作品として今も尚人気な理由がよく分かる作品。
音楽に国籍はないし、言語化しなくても伝わる感情の源流みたいのがやっぱりあるんだなぁ〜。
音楽が好きなものとして非常に胸打たれた。
そして名優である三國連太郎の渋くて温かみのある演技が印象的だった

本当は第1部と第2部に分かれて公開した経緯があるらしいが、現存してるのがこの総集編ということでこちらにレビューとしてまとめます。

同監督は今作で足りなかったのか、中井貴一主演で80年代に同じ内容の作品をリメイクしているようだがそっちも面白いのかな?
教えてわなる人!!!
tcdmtgb

tcdmtgbの感想・評価

4.3
イギリス兵と歌うシーン大好き

オープニングがスター・ウォーズのあれ
nagaoshan

nagaoshanの感想・評価

4.4
市川崑監督作品!

日本映画名作選③

監督自身のリバイバル作品(カラー版・中井貴一主演)は観たことあったけど、モノクロの本作の方が格段に素晴らしい!

内容もほぼ覚えていたけどオープニングのタイトルロールからスターウォーズよろしく市川監督節が炸裂!してる。

児童小説を基に監督が気に入って日活に移籍して撮った作品で第1部・第2部と分けて上映したそうですが現存フィルム🎞はこの総集編バージョンの様です。

部隊長が音楽家で隊に合唱を教え少しでも過酷な戦場に耐え抜こうとし、水島上等兵が独学で竪琴を作り演奏を披露している。

火垂るの墓でも流れた「埴生の宿Home!Sweet Home!)や「仰げば尊し」が効果的にも使われる前半の敵イギリス軍との合唱!や
捕虜収容所での水島の竪琴の旋律は涙なしには観れません(T . T)

物売りの北林谷栄さんのお婆ちゃん(^^)
この頃からもうお婆ちゃん役笑

カラー版観たことある人もこちらも素晴らしいので是非!
激お勧します!

よか映画!
Kazumi

Kazumiの感想・評価

3.9
戦地に響く音色がこんなに美しいことがあるかな。
その美しさが悲しみを増幅させる。
気がついたら死体に囲まれていた水島の、その画面の悲しいこと。

昔の映画のテロップは、洒落臭い感じがして好きになれない。
映像で表現できないことを文字にするなんて、言い訳めいてると思ってた。
でも、この言い訳は最小限で効果的だと思った。
モノクロフィルムでは、本物の色を感じることはできなかった。
もしかすると、岩土は茶色か黒かと思っていた。
茫漠とした自然を行く様は大画面で味わいたい。
訪れたこともないのに、ビルマの大地が目の前に現れる。

河岸で出会ったお坊様と三角山のお坊様は別人なのに水島のムドン行きを何故知っているのか、竪琴弾きの小僧が聞いてもいない収容所への道を何故指し示すのか…
河岸からパゴダのシーンに切り替わる時の音がブツッとなってたり…
前後編の時は繋がっていたのかな。
総集編ではバッサリ絶たれている。
前後編は国立映画アーカイブにも残ってないし…50年早く生まれたかった…。
犬神家を撮り直したなら、こっちも再編集して頂けないでしょうか…。
ビルマからの帰還兵だった曾祖父の話を祖母から聞いて、気になって鑑賞。
観て良かった。
ビルマの竪琴を、水島を、心と頭の片隅に置いて生きたいと思った。


戦争の不条理さと悲しさ残酷さに対して、音という、短い時間で消える"美"、水島の竪琴が流れ、対比としてより一層美しく感じた。
そしてさらにまた対比として戦争の惨さを感じた。

大阪弁のおばちゃんとか、インコとか、隊員の冗談とかもあって、落ち込み過ぎずフラットに観れたのが振り返ると凄いと思った。
教授

教授の感想・評価

-
なんとなく地味な映画だなぁとか、退屈な映画だなぁと観ながら感じていくうちにどんどん引き込まれてしまった。

冒頭の戦闘シーンの中に延々と流れる竪琴の音色。その長さから、包囲している敵が歌い出す、という奇跡と思いきや終戦を迎えるところから。
物語は死地から生に向かう場所の物語的転換。
そこに起こる地味な物語の中に起きるのは、生と死の中で「何かに気付いてしまう」主人公水島の一見不可解に見える行動と、それに翻弄される小隊の面々。
これらが生と死を分かつ線だと捉えるとなんだかゾクゾクする。

ただただ、歩き続け竪琴を弾きながら導かれるように「僧侶」になっていく水島に、直接描かれるわけではなく、小隊の面々たちに去来していると思われる「戦争」と「戦後」彼らは祖国に帰り生きていくことを選択するが、そこにずっと記憶として残り続けていく水島、という構図。

多くは語らず。語られたことすら、それが事実であるかはわからない。
カメラは一歩引いて、俯瞰的にドラマを眺めている。
背景には仏教に根ざした貧しいが、信仰に生きる人たちと神聖な寺院が映し出される。

この「異国感」の中に生と死の真ん中で、対面させられることがまさに「映画」の時間だなぁと感じ、また泣けてくる。
戦争という現実が浮かび上がり、勇ましい軍歌ではなく、郷愁を喚起する竪琴の音色も、母国の唱歌のメロディ。
なんだか不思議な感触を得ながらも、どうしても「戦争とは?」と考えてしまう。

敢えて政治的な意見を述べるとすれば、本当に、勇ましいことを言う前に、しっかりとこれらの描かれていることに注視して、意見を述べる方がいいと思った。

あなたにおすすめの記事