美しい肉体の強さ。
コンテンポラリーダンス。
身体表現の豊かさと
人の絡まり方の妙。
発される言葉はなくても
身体から言葉が
湧き上がってくる。
カルメンから着想された作品
…とは思えない(!)
アメリカ内陸部を彷彿させる
ガレージダイナーが舞台。
ペラリとしたワンピースに、
デニムと白いTシャツ。
生オケで流れるカルメン組曲が
場に緩急をつける。
ストーリーアレンジに唸らされる。
話としては映画的。
ハラハラもするし、ラストも良かった。
ファム・ファタールの存在は
カルメンから離れぬようになのかしら
なんて邪推もしたり。
ステージ上の光と影を操り、
場面は滑らかにダイナーからBar、
刑務所、そして再びダイナーへと
弧を描くように展開していく。
モタモタしない早さはとても現代的。
バレエであることを忘れるくらい。
(で、時々思い出す)
一見の価値ある作品でした。((ΦωΦ))