あざらし

不死身のあざらしのレビュー・感想・評価

不死身(2015年製作の映画)
3.4
「血のあるものは、食べない。」

呻き声と叫び声が頭の中で響きます。そんな頭を抱えながら、気づくと、ドアを叩く音がしていました。大家さんが家賃を貰いに来ていたのです。

男は研修医と裏取引をしていました。
研修医から貰った包みを大事そうに冷蔵庫に入れます。

ジャックは無口で偏屈です。しかし、それだけではなく、彼には秘密がありました。
何も知らない、彼の娘が訪ねて来ます。彼は娘の露出された肩をじっと見つめるのでした。

ダークヒーロー的な内容かと思いましたが、そうではなく、不死身な男の不気味な日常を観る映画という感じです。
地味に不気味な男の日常を追うストーリーですが、なんとなく面白いです。

設定がめずらしいからか、男のキャラクターが不器用でそこに惹きつけられるからでしょうか。

しかし、ジャンルとしてはホラーです。
殺し方や人肉を食べる処など、けっこうグロいシーンもあります。

「…これから、お前を、食う。」

…高齢者のビンゴという趣味があるんですね。日本でもあったら、地味に流行りそう。
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