過去の語らい今に期す。
歌人としてデビューした寺山修司は1971年に『書を捨てよ町へ出よう』をひっさげ映画監督デビュー。
そしてATGで代表的な本作は、寺山修司が過去の思い出と対峙する。
ただ自…
50年前の作品とは思えない美しい映像。寺山修司作品独特の白塗り表現が一層不思議な世界観を作り上げている。若き日の八千草薫は美しく、作品の花となっている。
はるか昔に観たはずが記録がない。かつて観た際…
頭の悪い自分にはこれは非常に難しいと感じてしまった。ただ庵野秀明らに大きな影響を与えていたようでエヴァで見たような場面がちらほら。モノクロや将棋や雛人形等、美しいカットが多くて視覚的にも楽しめました…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
すごい 映像も雰囲気も
スコアつけたけど、本来スコアつけるべき作品ではない気もする
過去と現在の自分の対峙、憎くても殺せない愛している母親
エロだったり、赤ちゃんを川に流すなどのショッキングシーンも…
母親と2人で暮らしていた青年は隣に越してきた女性に憧れいた。そんなある日女性から駈落ちの誘いを持ちかけられた。
村をホラー作品。
世界観が独特過ぎる。
作品の語らいや3代前の女性等端々に考えさせられ…
寺山修司の和歌集を本人自らが映画化させたもの
序盤から母のイタコ芸やサーカス団と出会う風変わりな少年期が描かれ、カメラワークや映画の色調もそれと共に変化していくのが印象的
後半のフェティッシュなエロ…
まずこれを映像化しようとしたことに度肝を抜かれたよ。今見ても前衛的って意味不明なくらいすごい。
理想と現実の境界線を哲学的に表現しており、メタ的なシーンも数多くつい見入ってしまうほどであった。
個…
このレビューはネタバレを含みます
アヴァンギャルドなシーンが100分間繰り出されるんだが、そこに妙な説得力と熱量を持たせる監督と演者の技量がすごい
本筋は母子のあれこれや美化された過去の精算?色んな解釈ができるし、おおよその意図は汲…
解釈しがいのある余白をうまく残しつつ、ぶっ飛んだアイデアが詰め込まれた作品。
自身の美化された過去を紐解く作品を、当時の技術でここまでオリジナリティあふれる内容に昇華するのはシンプルにすごい。
今…
大人になってからみると、好きなものをあれこれ混ぜ込んだ結果オリジナルな世界観になった、というのが見て取れる。そこも込みで面白い。
八千草薫さんが どえらい事をしてみえる場面。あれで八千草薫さんは大…