河原での八坂との会話でドキッとしたけど、やっぱそっちの方か!と、ちょっと安心はしましたw
礼儀正しい振る舞いや喫茶店での独白が本心だったらどうしようかと。
妻に「見くびらないで」と言われたときに自分の罪を告げるべきだったんでしょうね。
まぁ八坂が住み込みで働く事すら報告しないこの夫では土台無理な話なんでしょうけど。
でもこの映画は更に先があって単に家族が崩壊するだけじゃなく、多分無理なんだろうなという徒労を見せつけられるんですよ。
たけし君がこの家族の前に表れたのも裏があるんじゃないかと勘ぐってしまうほど、観てるこっちも八坂の残した傷跡に翻弄されましたね。
全体的に登場人物の会話のトーンやセリフ回しが実に自然体。
でも、それだと詳細が分かりようがなく説明的なセリフでもないので映画としては不親切だけど、それが生々しくてホントに他人の家のトラブルを覗き見してるようでした。