我が美しき壊れた脳の作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「我が美しき壊れた脳」に投稿された感想・評価

natsumi

natsumiの感想・評価

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ポスターが綺麗だなと思ったのがきっかけ、脳がどうのこうのな話はいろいろ興味があるので普段ドキュメンタリーは見ないが見てみた。昨日ちょうどブルーベルベットを見たからタイムリー!デヴィッドリンチがプロデュースしてるのね…

元々サイケデリックなイメージが好きで、彼女の視点に見えるように加工された映像にワクワクしたのだが、普通に生活してる時に視界がこんなのじゃ綺麗だとか言ってられないだろうな。それをリンチっぽいと言える彼女のポジティブな姿勢に勇気をもらえた。セルフプロデュースの映画だからか変に感動系に編集されてなくて見やすかった。でもこれだけは言わせて、もうちょい違う字体使えなかったかなぁ…
夏に脳梗塞を起こした時、視野がボヤけ字が読めなくなった。前後の文字から見えない部分を推察して何と書いてあるのか判断することは出来たもののそれまで当たり前に行えていたことが出来なくなるのはショックで、知覚というものは正常に働いている脳が見せているに過ぎないのだと思わされた。

本作は脳卒中で倒れ後遺症に見舞われた女性の経過を綴ったもの。彼女ほど重症ではなかったが似たような経験をした身として共感することがある。字が読めない。そして物を表す単語が分からない。恐ろしく悲しいことでそれまでの世界は壊れていく。視界にまで異常をきたし右側だけ幻覚めいた光景が広がる。その様子を映像で再現していて、それは彼女が敬愛するデヴィッド・リンチ的世界。認知行動のみならず精神的な障害なども実際に我が身に降りかからなければなかなか分からないものであるが、この追体験演出は理解の手助けになると思う。VRで見ればより深く入り込めそうである。

発症後の認識を新しい世界として捉え生きていけるのは彼女が賢く強い人なのだと思う。実際にはそうでない人も多くいて戸惑うのだろう。自分自身でなく身近な人がそうなった時に理解を示す上で本作は有用。映画のラストでデヴィッド・リンチが脳の活動に伴う悟りについて語って自己啓発じみた感じはするがその辺はお好みで。リンチファンなら全く問題ない。
ohayoko

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鑑賞記録
yxh

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3.4
【記録】
2017/06/27
ワタタ

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3.8
[My Beautiful Broken Brain]

なつさんのレビューを観てNetflixで視聴。
デヴィットリンチプロデュース作。
若くして脳出血を発症し、言語機能と視覚に障害を持った女性のドキュメンタリー。

知的でタフで、芸術的感性のある彼女自身がこの映画の魅力。変わっていく自分の知覚や意識を、彼女自身が機知に富んだ言葉で説明していく。
(言語障害なのにも関わらず!)

喪失をどう受け入れるか。
厳しい状況でどう楽しむか。
人生の希望をどこに見出すのか。


向き合う姿勢に勇気づけられる映画!です。



最後の場面。
一部の脳機能が損傷すると、他の部位が補完するように機能する例があるらしいけど、デヴィットリンチの言葉はそのような状態を指していたのかな。
彼女には救いの言葉になったのだと思う。
なつ

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4.2
Netflixオリジナル。デヴィッド・リンチプロデュース。

34歳で脳出血を発症した女性の自撮りドキュメンタリー。

自分の病後を冷静に見つめて客観的に分析し、克明に記録していく。彼女の聡明さとチャーミングな人柄のせいか、ヘビーな現状も観ていて辛くならなかった。

今後自分に何か不測の事態が起こったときに、この映画の視点は私の指針になるような気がする。

ラストのデヴィッド・リンチとの対面シーンでちょっと泣いた。

ここ数年で観たドキュメンタリーでは一番印象深いし、折に触れ思い出すだろうと思う。
Life is what you make it
Netflixにて鑑賞。
脳出血はいつ誰にでも起こりうることを知った。主人公は脳の言語機能に障害が残ってしまい、普通に話すことが困難になる。まだ若いのに、残酷だと思った。でも、諦めず前に進んでいく主人公に勇気をもらえた。
この題名"My Beautiful Broken Brain"すごく好き。日本語にしたら少し固くなっちゃうな。
それにしても人間の脳は不思議なものだ。
LouisSato

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3.6
デイビッドリンチ制作の映画。
彼女は34歳で脳出血。
俺は31歳で脳出血。
若年性脳出血というレアさ、なにが原因かわからないことや、回復の早さ、脳に刺激、リバビリ、一緒だ。
彼女の視界の障害と、気分の落ち込み以外はほぼ一緒。
すごい。脳出血したての俺と出会ったみたい、Time Machineに乗ったみたいだ。
失った言語への不安、
医師にどれだけの回復するかわからないという不安、
聞いて理解するのと書くのと読むのと違う回路だから聞いて、話を理解はできるけど、書くのと読むのはゆっくりでないとダメだったり(いまでもそう)、
みんな一緒なんだなあと思った。
彼女も、明瞭な明るい、そしてハードワーキングなプロデューサーだった。
でも、それが全て言語を失ったことにより、それが回復しても元の通りには行かないし、毎回脳が言うこと聞かないし、毎回脳の障害があるんだということ、それを毎回突きつけられて、心が打ちのめされる。わかるなあ。
俺も頭が真っ白になって考えられないこともあるし、それが1日何時間くらいで真っ白になるかわからない(1日大丈夫な時もあれば、半日で真っ白になる場合もある)し、正直最初は怖かった。
この頭を使う仕事を続けるかどうかわからなかった。
でも、自分の弱さを早めに認め、自分を助けてくれる人には遠慮なく弱さを見せて、ってやっていかないと本当に生きにくい。
新しい脳みそにアダプトしていかないと。
俺は彼女とは違って体に障害が残った、だけども俺は考える仕事を続けられたからなあ。
本当に感謝。みなさんにも感謝です。
我が美しき壊れた脳、左の脳出血で言語を話せなくなるるっていうのが、どういうものなのか見てみたいという人は是非。
若年性脳出血はレアだけど、60歳過ぎたら、脳出血がレアじゃなくなるなら見ておいたほうがいいかもしれません。