月猫

ガール・オン・ザ・トレインの月猫のレビュー・感想・評価

3.3
メガン演じるヘイリー・ベネットが観たくて鑑賞。


主人公が冒頭から荒んだ雰囲気で登場し、その後も曖昧な言動を繰り返し、アルコール中毒による朦朧とした視点で進むため、彼女の言っていることが正しいとは全く思えませんが、後半からの巻き返しが見事。実は彼女の見ていた“現実”は自らが作り上げた“虚像”だった、という展開で物語は思いもよらぬ方向へ進みます。


人間関係が複雑で、初見の時は理解するのに苦労しましたが、2回目鑑賞時にはしっかり顔と名前と関係性を覚え、ストーリーを追えたのでよかった。笑


子守り役のメガンが、妖艶で危うくて可愛らしかった。決していい子とは言えないけど、彼女とちゃんと向き合って話を聞いてあげればよかったのに。最後、可哀想に。
3人それぞれ全く異なるキャラクターで、感情移入はあまりできないけど、観ていてハラハラさせられた。


家のバルコニーや庭、背景に線路が映る時は必ず電車が通るのに、何か意味があるのかな。
妻でも、彼女でも、夫人でもない、「ガール」というタイトルも、何か意味がありそう。
月猫

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