鍋レモン

ガール・オン・ザ・トレインの鍋レモンのレビュー・感想・評価

3.5
⚪概要とあらすじ
「プラダを着た悪魔」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラント主演で、世界中でベストセラーとなった同名のミステリー小説を映画化。

監督は、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のテイト・テイラー。夫と離婚したレイチェルは、毎朝通勤電車の窓から見える、見ず知らずの「理想の夫婦」の姿に、別れた夫との幸せだった日々を重ねていた。ある朝、通勤電車の窓からレイチェルの目に飛び込んできたのは、「理想の夫婦」の妻の不倫現場だった。そして、その女性は間もなく死体となって発見され、唯一の目撃者として、レイチェルに周囲から疑惑の目が向けられてしまう。

⚪キャッチコピーとセリフ
“人はひとを殺したことを 忘れられるのか?”

「彼らは理想の夫婦よ」

⚪感想
ミステリー作品。

浮気と過度なお酒は辞めようねってお話。

シリアス・不穏で物語が進む。
登場人物やかかる音楽、カメラワーク、映像からも感じる。

メインの登場人物はエミリー・ブラント演じるレイチェルだけどアナとメガンに視点が映る時がある。
映画冒頭はちょっと焦るけど、登場人物はそれ程多くなかった。関係性を掴めればすんなり。

時間軸が戻りながら最後の展開に導かれていくシナリオ。難しさはなかった。

アルコール依存で記憶をなくしてしまうのが肝。

どんでん返し。
ヒントが後半に沢山出てくるので気づける。

エミリー・ブラント。
やつれた顔と黒のアイメイクが相まって主人公の玄奘が見えてくる。
アルコール中毒なんだけど酔ってる時の行動に若干引く。

軽い出演のルーク・エヴァンス。
ルーク・エヴァンスはいつもこんな役な気がするけどカッコイイ。
ちょっと乱暴っぽさがあるのが良き。

降板がなければトム役はクリス・エヴァンス、スコット役はジャレッド・レトだったとか。
トム役ジャスティン・セローで合っていたし、スコット役とルーク・エヴァンスで合っていた。
個人的にトム役はコリン・ファレルでも行けそうだと思った。

面白いけどもう少しひねりがあればスコアが上がったのになと思うような作品。



⚪以下ネタバレ



個人的にトムの開かないパソコンのパスワードはメガンの名前を入れて開くのだと思ったのだけど結局使われなくて残念。

トムがもっと計画的でレイチェルが犯人になるよう動いていたって言う方が個人的には盛り上がったかも。

レイチェルがトムに連絡しまくったり、その妻アナにいい感情がなく、赤ちゃんに触れたり、罵る動画を撮ったりっていう行動があったからどんでん返しだとしても先入観としてレイチェルがメガンを殺したのではっていう思考になる。

レイチェルはトムと新居を購入し幸せに暮らすも夫婦は妊娠できず、トムがアナに浮気していたため別れる。レイチェルはそこからアルコール依存に。仕事もクビになるが電車に乗る週間は欠かさない。そして電車からメガンの様子を盗み見る。
アナはトムと結婚し、可愛い子供が。仕事はしていないがベビーシッターとしてメガンを雇っている。しかしメガン辞めてしまう。
メガンは昔マットという恋人が。子供が生まれるも浴槽で寝たことで子供を殺してしまう。現在は夫のスコットがいるも家族が欲しいとばかりで精神的にストレスが。若干一方的に精神科医の男カマルと浮気している。そしてトムとも浮気をしている。メガンは再び妊娠し、恐らくトムとの子供、トムに伝えるも色々あり殺される。

正直トムが1番クズであるのには間違いないけどメガンもなかなかに酷いなと思う。
過去に子供を不注意で殺してしまった事がトラウマになり子供を作るのは嫌って言うのは分かるが行為は好きだからと。スコット、カマル、トムとそれぞれとやってるのがまた。

⚪以下ストーリー(Wikipediaから引用)
職を失ったレイチェル・ワトソンはあてもなく電車に乗り続ける日々を送っていた。レイチェルは電車の窓から別れた元夫、トムの新しい生活や近所のヒップウェル夫妻の暮らしぶりをのぞき見ていた。レイチェルにとって、ヒップウェル夫妻は理想の夫婦に見えた。

トムと結婚生活を営んでいた頃、なかなか妊娠できないことへの焦りから、レイチェルは酒浸りになってしまった。過度のアルコールを摂取し続けた結果、レイチェルは自覚のないままに暴れるようになってしまった。さらに酷いことに、レイチェルはトムの上司の家で大暴れしてしまい、トムが解雇されるに至った。

トムとアナの苦情も聞き入れず、2人の生活を監視し続けるレイチェルであったが、メガンがアナに子守として雇われたことには気がつかなかった。当然、メガンが説明もなしに子守を辞めたことにも気がつくことはなかった。

ある日、電車から覗き見を続けるレイチェルは、メガンの不倫現場を目撃した。「ヒップウェル夫妻は完璧な結婚生活を営んでいる」という幻想を打ち砕かれたレイチェルは、メガンに対して並々ならぬ怒りを感じた。酒を浴びるように飲んだ後、レイチェルはメガンを叱責しに向かったが、途中で意識を失ってしまった。数時間後に意識を取り戻したとき、レイチェルは自宅にいた。しかも、身に覚えのない傷を負っていた。そんなレイチェルの元に、ライリー刑事が訪ねてきた。メガンが失踪したのだという。刑事は近所での聞き込み調査から、レイチェルが事件に関与していると疑っていた。一方、レイチェルは電車に乗っていたスーツ姿の男が犯人なのではないかと思い始める。実際、意識を失っている間に彼を見たような記憶が残っていたのだが、レイチェルは全てを思い出すことが出来なかった。

メガンの夫、スコットが自ら捜索に当たっていると聞き知ったレイチェルは、メガンの友人の振りをして、彼女が不倫していたという事実をスコットに伝えた。ある写真から、レイチェルはメガンの不倫相手がアブディック医師であると考えた。単独で調査を続けるレイチェルは、メガンが不倫や性行為にはまり、夫以外の子供を妊娠する可能性を怖れていた一方で、スコットも攻撃的で抑圧的な態度を妻に取るようになったことを知る。精神的に追い詰められたメガンはアブディック医師のカウンセリングを受けることになったのである。最後のカウンセリングにおいて、メガンは10代の頃に出産した子供を風呂場で死なせてしまった体験を語ったのだという。

アブディック医師が事件の鍵を握っていると確信したレイチェルは、探りを入れるために、医師のカウンセリングを受けることにした。その中で、レイチェルは破綻した結婚生活とアルコール依存症について語った。自宅に帰る途中にバーに立ち寄ったレイチェルは、そこで思わぬ人物と遭遇することになる。

⚪鑑賞
ミッドナイトシアターで鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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