ケイティ・ホームズの監督作品。
アルコール依存症の母親と彼女に献身的に付き添う15歳の娘が家を飛び出し、車のトラブルから偶然立ち寄ったダイナーで働くことになる。どん底にいた2人がいろんな出会いと出来事をきっかけに少しずつ変わっていく。
終盤、母親から必要とされなくなったことにショックを受けてルーシーが家を飛び出すシーンがある。男がダメな男なら必ず自分のところに戻ってくるから我慢してたけど、リーは今までの男とは違い真っ当な本当に母親を幸せにするかもしれない人だったからルーシーは反抗した、というふうに見えた。つまり母親が娘に依存しているように見えるが、実は娘のほうが母親に依存していたという構図。依存することが愛だとは思わないので、この作品のエンディングがハッピーエンドかどうかは正直疑問。ルーシーは多分この後もずっと誰かに依存したまま生きていくことになるんだろうなーと思うと気の毒な気もする。
パム役のイヴ・リンドリーが非常に合ってるなと思ったら、実際にトランスジェンダーの人だった。仕草が綺麗で画像映えする。
ルーク・ウィルソンの役が親子2人を助けるために作られたキャラっていう感じがして、出来れば彼をもっと掘り下げたらもうちょっと面白くなったんじゃないかなと思う。
ケイティってキャメロン・ディアスに似てるなって終始思いながら見てた。しかしやつれながらも魅力ある女性がうまい。