台詞を喋る事に集中するあまり棒立ちになってしまい演者がなんの演技もしないだとか、絵面を用意出来ない設定を全部台詞に盛り込んだ結果としての不自然極まる場面などの、自主製作映画のあるあるを堪能させられた挙句に。
結果的に、被害者家族がセカンドレイプの辛さに立ち向かえるのかどうか、という部分にフォーカスして物語の幕が下りたように感じてしまって。
俺みたいに意識の高さとかがブルジュ・ハリファとかも超えちゃうくらいの社会派野郎としては、エンタメに振るのかデータの羅列に終始するのか、はっきりしなさいよとは思っちゃいましたけども。
ともあれ。
米軍と出向ビジネスマンの間に入って口利きをする沖縄のゼネコンおじさん、彼の特に日本語の喋り方が常時、相手に不利な取引を持ち掛けているような邪悪さに満ちておりこれがツボってしまって。
噛み殺せないレベルの笑いが込み上げる瞬間もあってとにかく辛かったっすね、ええ。