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Forced Hilarity(原題)のadeamのレビュー・感想・評価

Forced Hilarity(原題)(2001年製作の映画)
2.5
エドガー・ライトが20代の頃に撮った短編。
能天気な音楽に乗せてニコニコと暮らす人々は、薄っぺらな挨拶と互いをほめる言葉のやり取りだけで友人の輪を広げていきます。
そうして出来上がった表面的には良好な人間関係の裏側にあるダークな部分を提示して見せる物語で、明るく皮肉を放つユーモアセンスが発揮されています。
吹き出しで単純化されたセリフを表現する手法は録音の手間を省いてコストカットできるだけでなく、そのやり取りの内容の無さを強調する役割も果たす一石二鳥の素晴らしいアイディアでした。
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