あきしげ

トリプルX:再起動のあきしげのレビュー・感想・評価

トリプルX:再起動(2017年製作の映画)
3.0
続編が出たホッとしたのはアイス・キューブ。

良かった点。

・エクストリームスポーツとカンフー
・ドニー・イェンというカッコいい人
・ヴィン・ディーゼルの余裕綽々な人

悪かった点。

・ギボンズというオチがすぐに分かる人
・マルケの正体が登場した時に分かる人
・アクションの合間の会話が退屈すぎる

前作から12年越しの続編となった。
ヴィン・ディーゼルが頑張りました。
最近は多方面で忙しく活躍している。

冒頭からスタイリッシュなカンフーが大活躍。
さすがはドニー・イェンと言えるアクション。
ドニー・イェンの映画でもいいと思う大活躍。

地上で待っていたトニー・ジャー。
金髪のモヒカン頭という出で立ち。
こちらもさすがと言える立ち回り。

ヴィン・ディーゼルは常に余裕な態度。
すべてを見透かしているような千里眼。
さすがに製作という事で厚遇している。

ギボンズやマルケのオチも分かりやすい。
そのせいで緊張感が湧かなかったのです。
配役の時点で分かるのが痛いところです。

別にアイス・キューブが悪かったのではない。
ヴィン・ディーゼルが大きすぎただけなのだ。
でも、アイス・キューブに笑顔はありません。
多少は過去の罪悪感も軽くなったのでしょう。

アクションはいいけど会話が壊滅につまらない。
難しい事をしていないのにゴチャゴチャな印象。

ここで思い出すのはジョス・ウェドン監督の『アベンジャーズ』です。
大所帯のアクションなのにとても分かりやすい構図と配置となります。
それと比べて本作はあまりにもゴチャゴチャした感じが伝わってくる。

そう考えるとジョス・ウェドン監督は罪深いだと言える。
彼のおかげで大所帯のアクションのハードルが上がった。

結局、本作はアイス・キューブが一番救われたのでしょう。
あきしげ

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